幼女になりたいと願ったが、重たい設定は望んでない【名探偵コナン】

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ご飯を食べ終わったあと、Aちゃんを発見した場所近辺で待ってみたが収穫なし。

Aちゃんの体調を考えると、今日みたいなことを何回もするわけにはいかない。
･･･彼女は本腰入れて捜さなくても文句言わないから甘えてもいいだろうか、なんて考えが過った。


シャワーを浴び、ドライヤーで乾かしていると連絡が入る。
居場所が分かったんだろうか･･･
と、複雑な気持ちで取ると耳を疑いたくなる内容だった。

さすがにこの事実は彼女もショックを受けそうだな･･･
ため息がついこぼれてしまう。

そして小さな影に驚いた。
まかさついてきてただなんて･･･
微動だにせず俯いているのは、彼女なのだろうか･･･いや、表に出てなくても彼女は聞いているんだ。


「捜索願関連も、出生届も･･･ないって」


約束通り結果を伝えるとはじけたように顔を上げた。

少しだけ揺れた瞳を見て、まさかと思い声をかけたがどうやら違ったらしい。
仕方ないのでご飯にしようと動くとズボンを掴まれた。

･･･彼女の不安が当人に伝わったのか、当人が何かを感じ取ったのか･･･
何にせよ今 僕がしてあげれることは抱っこぐらいかもしれないな


ベッドへ下ろす前に少し力を込めて抱きしめると、Aちゃんも抱き返してくれた。


「リシさん･･･Aにいっぱいはなしかけてあげてね
わたしもがんばって、おしえるから･･･」


･･･彼女の切実な声に胸が締め付けられた。

先生の話を聞いていた彼女は消えることを受け入れ、当人の幸せを願っている。
一体キミは何者なんだ･･･
どうしてそんなに強くいられるんだ･･･

寝息を立てているAちゃん。
もしかしたら彼女はもう出てくる気は無いのかもしれない。

それなら彼女が少しでも安心できるよう約束を守らないとな･･･

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