幼女になりたいと願ったが、重たい設定は望んでない【名探偵コナン】

じゅーろく ページ16

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「レイチェル・チェオングよ。
よろしくね」


キレイなお姉さんは好きです！！！！


ハッ！いかんいかん、思いの外 威力が高かった･･･

最初っからデレるわけにはいかんのでな！
結婚相手に好かれれば捨てられる可能性が減ることに気付いたからね！
リシさんもそれに安心してさらに甘やかしてくれるかもだし！

だからって、最初っからデレてるより徐々に心を開いた方が向こうにも情が湧きやすくなる...と思う！


「ほら、ご挨拶は？」

「･･････････････････A」


リシさんにしがみついたまま答える。
今日は離れないからな！離したら泣く心持ちでいるからな！！


「Aちゃんはリシさんのこと大好きなんですね」

「そうだといいんですが･･･」


昨日 口説いたじゃん！
いや、口説いてはないけど！！
好きだって伝えたじゃん！！反応したらめんどくさい事になるからじっとしてるけどさぁ！！


「でも、こんな状態なのに預かれるかしら･･･」

「大丈夫ですよ。
今はちょっと勘違いして不貞腐れてるだけなので･･･
それにAは賢いので、迷惑をかけるようなことはしません。
ただ、何がきっかけでパニックを起こすか分からないだけです」


･･･いや、それ預かる側からしたら大問題では？

レイチェルさんを盗み見たら、彼女もそんな感想抱いてるっぽい。
リシさん、結婚相手のこと考慮してあげて！


「そうだ、頼んでいたものですが･･･」

「はい、今準備しますね」


リシさんは私をソファーに下ろそうとする。
嫌じゃい！離れんのじゃい！！
横腹にしがみついてやる！シャツなんてグッシャグシャに握ってやるからな！
あとで頑張ってアイロンかけてくれ

レイチェルさんは私の隣に、ソファーではなく少し正面に座り込んだ。


「Aちゃんは、どんな絵本が好き？」


タブレットを使って色々見せてくてるレイチェルさん。
天使か？

リシさんに引っ付きながらも画面は見る。
気になるのがあったら覚えときたいし。

･･･私(・)に必要なのはマレー語と英語の教材なんだけどね。
あ、子供向けのDVDとかあれば問題解決なのでは？？

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