検索窓
今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:3,192 hit

15 ページ15

「しまった、スペシャルを溜めていたのか……!」
 高台に陣取っていたスカルも、そのままハンコの投擲を避けるために段差を降りる。だがその背後から挟み撃ちにするように、グレープのナイスダマが襲いかかる。
「今度はこっちのワイプアウトだ! サニー、このまま一気に進めるぞ!」
 サニーがガチヤグラを奪い取ったことで、ヤグラは逆方向へと進み始める。
「仕方ない。第1カンモンの左右で挟み撃ちにして防衛するぞ」
 リスポーンから復帰したスカルとAは、再び二手に分かれて第一カンモンの近くへと向かう。
「ついでにスペシャルも溜めておいたし、こっちも二人で合わせて使おう!」
「ああ」
 サニーを乗せたヤグラが第1カンモンに到着すると同時に、タイミングを合わせてスペシャルを使う。スカルがヤグラ上にホップソナーを投げ、Aがマルチミサイルで二人をまとめてロックする。手負いとなったサニーがヤグラから降りた瞬間を見計らって、再びAがヤグラを奪い取る。だがすかさずサニーもAに狙いを定めてチャージし、Aをすぐにヤグラから下ろす。グレープはホップソナーを破壊するとそのままスプラッシュシールドで射線を遮り、スカルのいる高台へ圧をかけていく。
『さあ、前線は再び膠着状態だ! 現在はスカル&Aペアがカウントリードですが、互いにまだ第2カンモンは突破できておりません! グレープ&サニーペアも、まだまだ逆転のチャンスはあります!』
 ヤグラは中央に留まったまま、Aとサニー、スカルとグレープによる睨み合いが繰り広げられる。
 ――やがて、その戦いを最初に制したのはサニーとグレープだった。スカルがグレープに射線を向けている隙を狙ってサニーが素早くクイックボムを投げ、グレープが追い討ちをかけるようにキルを取る。
「スカルくん……!」
「A、戻れ!」
「っ、うわあぁっ!」
 1人となったAはスカルの呼ぶ声に反応するも、間に合わぬまま敵に挟まれ、そのままやられてしまう。
『さあ、再びワイプアウトを取りました! サニー選手、ヤグラを奪う! さあ、第1カンモンを突破して、第2カンモンに到着! ここでグレープ&サニーペア、カウントリードだー!』

16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ただの紺色(プロフ) - スカル落ちのストーリーはあんまりないので読んでて楽しかったです! (12月24日 2時) (レス) @page23 id: ec9847f949 (このIDを非表示/違反報告)
とある少女 コロイカ 緑チームシリーズ 大好き! - 続き嬉しいです 楽しみにしてます! (2023年4月11日 16時) (レス) @page3 id: 7ed1cae315 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Shinju | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年4月9日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。