王神相搏つーその20 ページ45
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「え、呼ぶわけないじゃないですか。」
そっぽを向いていた裕太さんがこちらを向く。
「俺にとって裕太さんは「弟くん」じゃなくて「末っ子の裕太さん」ですから。
それに、天才ならうちにもいますよ。
そういえば四天宝寺の光さんも天才らしいし忍足さんも天才って呼ばれてるらしいですよ。
ほら、「天才のお兄さん」より「末っ子の裕太さん」の方が頭に残るに決まってるじゃないですか。」
それに、と俺は観月さんが言っていたことを思い出す。「裕太君は｢左殺し｣なんです。お兄さん以上の的にも勝てるように、僕が直々に育てたんです。」そう黒い笑みで言っていたなぁ…
「｢天才｣なんてありふれた名前より、裕太さんの「左殺し」の方がかっこいいですよ！
あ、でもそんなこと言ったら不二さんや丸井先輩、忍足さんに光さんに失礼か…」
「お前…っ、良い奴だな…！！」
裕太さんはそう言うと俺の両手をがっしり掴んで、目をキラキラさせ勢いよくその手をふった。それから、赤澤さんの方を向き直る。
「部長！コイツ、ルドルフに入れましょう！」
「え、」
「いーじゃんいーじゃん、弟も賛成！」
「兄も賛成するだーね！そもそもペットなのに他の学校にいるなんておかしいだーね！」
「ええ…」
「よし、そんなに言うなら母さんに相談するしかないな！」
「お、お父さんまで…」
取り敢えず、裕太さんと仲良くなれたのはよかったが話が駄目な方向に進んでる。
まず観月さんは俺の中じゃ「元いた場所に戻してきなさい！」っていうイメージしか湧かないし…
「ペットなんて観月お母さんが許すわけないじゃないですか…」
「何言ってんの、観月はAのことかなり気に入ってるから死にものぐるいでこっちに引き込もうとするよ。」
「そうだーね！後は観月に任せれば何とかするだーね！」
「え、ええ…」
「勝手に仕事を増やさないでください！」って俺の中の観月さんはぷんすかしてるんだが。
本当に死にものぐるいで引き込むつもりなのだろうか…
取り敢えず俺は押し付けられた観月さんに手を合わせとくことにした。
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木こりのコロポ(プロフ) - 日吉和菓子2円さん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年4月30日 0時) (
レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - ルドルフ組が可愛かったです！ (2018年4月29日 22時) (レス) id: 9521c565b3 (このIDを非表示/違反報告)
木こりのコロポ(プロフ) - 第一部隊さん» コメントありがとうございます！ルドルフの中だと淳が好きなので、かなり淳との会話が多くなってしまったかなと思います…！お気に召して貰えたならなによりです！ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
第一部隊(プロフ) - ルドルフかわいかったです！家族設定面白い！ありがとうございました！ (2018年4月29日 18時) (レス) id: 91bd124fa4 (このIDを非表示/違反報告)
木こりのコロポ(プロフ) - 暁月さん» ご指摘ありがとうございます！訂正しました！ (2018年4月29日 13時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木こりのコロポ | 作成日時：2018年4月14日 8時
