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Ryuto ページ8
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「…っ、なにこれ、あっつい…」
持ってたスプーンが手から落ちていった。カランカランと金属音がうるさいけど、それも気にならないくらい身体中が暑くてたまらない。
作「凄い。本当に即効性なんだ」
「…？作ちゃん、なにかしたの…？」
作「うん。それ、媚薬入ってるんだよね」
「!?なんでっ、そんなことっ!?」
作ちゃんがバレンタインだからと作ってくれたフォンダンショコラを何も疑わずに食べたらこんな結果に…。でもまさか作ちゃんがそんなことすると思わないじゃん…？
作「友達が彼女にやるって言ってて楽しそうだったから」
はぁはぁと荒くなる息遣いが鬱陶しい。
「それって、例の��ガリさん��？」
作ちゃんの話によく出てくる仕事仲間でお友達の人。
作「ふふ、他の男の名前なんて呼んでて大丈夫？」
クイッと顎を救いあげられて、背の高い作ちゃんと視線を合わせられた。
「作ちゃ、」
作「違うよね。こういう時はなんて呼ぶんだっけ？」
「りゅう、とくん」
作「そう、よく出来ました」
ご褒美というようにチュッとキスをされた。
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作者名：ミヤ | 作成日時：2023年6月17日 16時
