ボタンが咲いた【NCT】Ⅱ (ページ7)

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Jeno side

CL「あはは、ジェノヒョン拗ねちゃったの？エギや〜」

JM「キヨウォ〜」

RJ「あはは、ジェノ分かりやすい」

拗ねて、るんだろうか。
ペットにするみたいにジェミナが俺の顎を撫でるから恥ずかしくて顔を背けるとヌナと目が合った。

『ご褒美っていうのはほんとだよ。
でも今回雑誌の撮影だから気をつけてるの』

「拗ねてない...よ」

『ふふかわいいね』

か、かわいい、？
それってあんまり言わないんじゃなかったっけ。ジョンウヒョンがいつか言ってたよね？ロンジュンが言われるポジションだって思ってたけど、？

かわいいねという言葉がぐるぐる頭の中を巡っている。
ジェミナに大丈夫？と足を軽く小突かれて我に返る。
くすくす笑っている様子から俺の顔は多分真っ赤なんだろう。

JM「ヌナはストイックだよね」

『やるからにはとことんやろうって思って、』

RJ「それって...これですか？」

ロンジュンが取ったのはひとつの企画書
ロンジュンの顔が曇っている辺り、いいものじゃないんだろうか
ほら、とそれを受け取りジェミンと目を通す

『そんな顔しないで』

ヌナはそう言って表情を変えないけど俺たちが顔を曇らせるのも仕方ないと思う

『ほら、BOSSのとき評判良かったから』

RJ「あのヌナは正直伝説だよ」

『だから、ね？それに女性向け雑誌だし』

筋トレ頑張ってるんだ、と細いウエストを撫でながらヌナが言うから何も言えなかった。
事務所はヌナを様々なことで縛っているくせにどうして手のひら返しをするんだろう。あんなに露出も渋っていたくせに。

「...ヘチャンが見たら発狂しちゃいそうだね」

『あはは、じゃあしてもらえるように頑張るね』

「もっと気楽にしてもいいと思うけど、」

『...うん、ありがとうジェノヤ』

ヌナがその気なら応援するしかない。
ロンジュンもそうだと思うけどBOSSのファンの俺たちは意外と楽しみだったりする。もうちょっと丈が短くてもいいと思うけどね。