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Jeno side
「あつ〜」
JM「練習中倒れちゃうかもねぇ」
RJ「だめだろ」
CL「あ、ヌナだ！」
それまでどんよりとした雰囲気だったのにチョンロのその一言でジェミンは分かりやすく嬉しいのが顔に出てるしロンジュンは相変わらずがちがちに緊張しだした。
俺はと言えば...2人の反応の中間って感じかな
RJ「やーチョンロ、ヌナが暑いだろ」
『ここクーラー効いてるし大丈夫だよ』
CL「ヒョンは羨ましいんでしょー」
にやにやと笑いながらヌナの手に巻き付くチョンロにロンジュンは口をむっとへの字に曲げてしまった。
ヌナのことになるとみんな年相応の弟になるのが面白い
ロンジュンがチョンロと反対側にヌナを挟んで座り、俺とジェミンは向かい合うようにソファに座った
「ヌナ、ちゃんと休んでる？」
『うん、大丈夫』
JM「こんなに書類読んでるけど」
テーブルの上にはたくさんのプリントが広げられている
最近ソロのお仕事が増えてきたって言ってたっけ
忙しいはずなのにそんな雰囲気を感じさせないから無理をしすぎてしまうんじゃないかと心配になる。
そうだ、
「ヌナ、これあげるよ」
暑いから溶けてなかったらいいけど、とヌナの手にヌナのよく食べているチョコレートを2個乗せる
『わあ、これ好きなんだ。ありがとう』
「ううん、疲れてるなら甘いもの食べないと」
ジェノはヌナをよく見てるんだね、とジェミンが言ってヌナが柔らかく笑った。なんだか胸がぽかぽかして満たされる。ヌナの笑顔は不思議だなぁ
俺たちがじーっと見つめていると、
ヌナはチョコレートを大事そうにポケットにしまってしまう。
CL「ヌナ、食べないの？」
『仕事が終わったご褒美にしようかなって』
ご褒美、という響きがこんなに特別に感じたことは無い。
いや、もちろんご褒美って特別な感じはあるんだけどそれがヌナのものだと言ったら訳が違う。普通のご褒美よりも2倍も3倍も特別感が増すのだ。俺のあげたチョコがご褒美だって。
...素直に嬉しい。
JM「...制限中？」
『、ジェミナは鋭いね』
ヌナは十分細いじゃん〜制限しなくても大丈夫だよ〜とジェミナが言ってるけどほんとに制限中だったのか。ご褒美って言葉に浮かれてたのがちょっと恥ずかしい。
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作者名：つき
| 作成日時：2022年6月24日 22時
