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酔っぱらった、確実に酔っぱらった。
「ちょっとしっかりしてよ」
「なんで今日、誰と飲みに行くか聞いてくれないのー？
彼女だったらどこまでも追及して、迎えに行くって行って、俺が彼氏だって言ってたでしょー？！
きっと私が彼女なんてだぁれも知らないんだからー
友達にも言えない、だれも知らない、わたしはだれなのー、なんなのー！」
「あーもう、今来るから！あんたの彼氏が」
「彼氏って誰？いたっけ、そんな人・・」
「もう酔い覚まさないと一生後悔するよ」
その言葉にある場面が思い出される。
「あいつ、出張でこっちに来るんだって。会わないかって、2人で会うの何年ぶりだろ」
「それって・・」
「私も穏やかな恋、望んでたんだー・・・」
初めての恋
地元の先輩で彼女とも共通の友達
すれ違ってそれで意地になって別れて・・結局私は上京して
私はそこから記憶をなくした。
「っ・・た」
頭が痛くて目が覚めた。
遠くで包丁の音が聞こえる。
一瞬にして昨日のことと状況がわかって飛び起きる。
おそるおそるキッチンに行くと予想通りご飯を作っていた。
「ごめん、昨日・・」
「相当飲んだんだって？」
二日酔いはないか、と心配してくれるチャンミンにまた一つ嫌な感情が生まれる。
また、比較する。
彼女が女友達と飲んでて迎えに行ったときに酔っぱらってるところを見て
チャンミンが初めて心配だからもう飲むなって怒ってそれでケンカになったって聞いたことがある。
私はいいんだ。
意識飛ぶほど飲んでも、大丈夫なんだ、心配じゃないんだ。
「聞いてる？」
「うん・・」
昨日のを引きずってる。
ダメだ、切り替えなきゃ。
「今日、どっかいく？あー、ドライブは無理だし、やっぱ家にいる？」
「え？」
「夕方までオフだから」
ダメだ。
このままチャンミンと一緒に居たら
「ごめん、今日は予定があって」
「……なんの？」
「え？」
「………予定、友達？」
「あ、うん。地元の友達こっち来てるからって」
珍しい、そう思ってチャンミンを見るとむすっとした顔をしていた。
「ごめん・・」
「前から決まってたんだろうし、せっかくだから」
行くな、そう言ってくれたらどこにも行かないのに。
予定、最初から言ってくれてたら昨日飲みにも行ってないのに。
意地悪な私はずっと居続けて、出掛ける前までいってらっしゃい、と
ゲームをするその姿に、涙が出そうになった。
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Lip(プロフ) - なつさん» なつさんこんばんわー！いつの間にかユノの掌の中に・・！策士なのに誠実なユノ氏・・たまらないですよね(笑) (2018年5月9日 0時) (
レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんはじめまして！ドキドキしていただきありがとうございます♪もっとドキドキできるものを・・頑張っていくのでよろしくお願いしますm(__)m (2018年5月8日 23時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 「そう仕向けた」この一言にやられたーー！ユノの掌の上で踊らされてる感♪次エピソードも楽しみにしてます。 (2018年4月28日 23時) (レス) id: 81e4b57715 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャー！ユノくんにドキドキです//// (2018年4月19日 21時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - なつさん» ありがとうございます！いつかは幸せにしてあげたいと思いつつ・・いろいろ考え中です♪切ないユノもご用意ありますのでお待ちくださいね(*ﾉωﾉ) (2018年3月6日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年2月16日 16時
