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キャンペーンモデル ページ6

私達は食事をしながら
久しぶりの会話を楽しんだ。

その殆どが
仕事の話とニックンの話だった、


「・・そういえば、今日広報部に
秋のキャンペーンのモデル候補の
資料が回って来たよ」


「もうそんな時期なんだね」


ヨンジェはグラスにワインを注ぎ
私はお皿に盛られたサラダを
フォークで掬う。


「メンズラインの候補の中に
2PMの人がいたよ」


お皿に視線を落としていた私は
その言葉に反応して
ヨンジェに視線を向けた。


「そうなの?」


「うん。他にも
あと4人くらい候補がいたけどね」


また新しいお皿が運ばれて来て
一瞬止まる私達の会話。


「・・ところでAさん、
2PMの誰か聞かないの?」


「どうして?」


それがニックンじゃない事は
ヨンジェの態度でわかってた。


「だって
どうせニックンじゃないんでしょ」


「あの人かもしれないよ?」


ヨンジェはそう言って
口角を上げ
意味あり気に私の顔を覗き込む。


「はいはいわかったわかった」


そんなヨンジェをあしらう私。

楽しそうに笑うヨンジェ



「因みに俺は
その2PMに投票しといたから」


「そうなの?どうして・・?」


「かっこいいと思うからだよ。
それに、候補者の中で一番
うちのブランドイメージに合ってると思う。
俺は絶対にキャンペーンを
成功させたいからね」


ヨンジェが誰かを
かっこいいって言うのを
初めて聞いた。


ニックンのことも
同じように思ってくれたら
すごく嬉しいのに・・。


とにかく・・


「その人が選ばれる事を祈ってる」


私はそう言って
ヨンジェのグラスに自分のグラスを
軽く合わせた。


「乾杯」


カチンと音を立てて
重なるグラス。


赤い水面のように揺れるワイン。


そのワインを見て
私が思い浮かべるのは
ニックン。


毎分毎秒キスしたいって
私が想像してる何倍も
会いたかったって
会えなくて寂しいって
そう言ってくれたニックンのこと。


ニックンに会いたいな・・。

拭えない不安 Nichkhun→←トサンフェガァン



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設定タグ:2PM , ニックン , テギョン
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胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛生 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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