25-花園* ページ27
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念入りに周りを舌で舐めとられて焦らされる。
唇を噛み我慢しながら彼を見下ろすと、目が合った彼が意地悪そうに口角を上げた。
「っひゃん、ああっ…」
「今日は素直に顔出したな。期待してた?」
「やっ、ちが…!」
昨日の今日で敏感になっていた胸は、あっさりと剥かれた。
親指と中指で周りを摘ままれ、人差し指で先端をカリカリと引っかかれる。
ぞくぞくして腰が浮く。
「ひぁ、や…れぉ……触っちゃ、」
「だめ? こんなびしょびしょなのに?」
「っやぁ……ひっ、」
芯を親指の腹でぐりぐりと押される。
屈めた彼は私の内腿にキスして、そのまま恥骨へ鼻先を触れた。
彼の舌が水音をしだかせながら、私の反応を窺うように上目遣いにこちらを見てくる。
耐え難い羞恥心と下腹部の疼きにベッドシーツを強く握りしめて。
「れお、いっちゃう、」
「ん、」
同じ速度で舌の腹が上下する。
舌の裏筋が芽に触れて、体は意図せずびくびくと反応した。
ぼやける視界の中、彼がスウェットパンツを脱いで膝立ちになる。
ボクサーから脇腹まで繋がって伸びる外腹斜筋が膨れ上がっている。
「ん? どーした、つらい?」
「ううん、大丈夫…」
男の人の"あれ"って、あんなだっけ…?
下着で膨れた下半身に思わず目をやる。
視線に気付いた玲王が「あんま見んな」と私の谷間に舌を這わせた。
「……いい? 嫌だったらやめる、」
「………んん」
「見たら怖くなっちゃうから見んで」
下着を履いたまま私の下腹部に彼の腰がくっつく。
布越しでも実感する大きさに若干腰が引けた。
首を左右に振れば、些か安心したような表情で彼が下着を脱ぎ去った音がした。
「ゆっくり挿れるな…」
「んっあ…れお、」
「大丈夫、気持ちよくするから」
「あっちが……んぁ、」
ラテックス越しに伝わる玲王の熱が異常な程熱い。
痛くないし、むしろ。
ずるずると大きい質量がめり込む度に、散々慣らされた体の中の気持ち良い所に全部擦れていって情けない声が出る。
「ん、は……入った、きつい?」
「きつ、くないぃ…! そこ、だめぇ、ッ」
「大丈夫、動かねえから…こっちで、気持ち良くなろうな」
「ひっ、あ、やだッまたいぐ、」
「っッ……キツ、」
動かないまま彼がひくひく震える花芯を圧し潰す。
体験したことのない絶頂に気が飛びそうになった瞬間、ずちゅ、と彼の腰が引かれた。
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おそらまめ(プロフ) - 砂時計さん» 砂時計様。よくわかってらっしゃる…。完璧な男が好きな女性を囲う為に色んな手を使って縋りつく姿をどうしても書きたくて(笑)夢主はきっと彼の思惑なんて一生気づかないまま捕まってるんです。それがいい。 (2023年5月6日 11時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - コメント失礼致します。我慢できず…言葉を綴らせてください。 甘やかして、それでも駄目なら、と縋り着く執着御曹司が素晴らしすぎてしんどいです。夢主ちゃんもがっつり捕まってて、玲王の策略なのかなと妄想すると更にエモい。これからも応援しております😭♡ (2023年5月4日 11時) (レス) id: 9f48da2d13 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - ぺイさん» ペイ様、コメントありがとうございます!楽しんで頂けてるようで嬉しいです。沢山食べて味わってくださいね!次の更新をお待ちください。 (2023年5月3日 23時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
ぺイ - う、うあ〜!おいしすぎぃー!本当にありがとうござますっ!これからも追います! (2023年5月2日 18時) (レス) @page40 id: 470dc29d1f (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - おにぎりさん» おにぎり様、コメントありがとうございます。ちゃんと重重な様子を描けてるか不安でしたがそう言って頂けて安心しました、こちらこそ大変光栄です。応援ありがとうございます、次の更新をお楽しみにお待ちください。 (2023年4月15日 19時) (レス) id: bb8d3426f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おそらまめ | 作成日時:2023年4月6日 19時