やさしい威嚇 �� ページ26
♪Ren Meguro Side
阿部「A先生が、旧校舎の音楽室でピアノを弾いてることは、僕も知ってた。
先生ご自身が、教頭先生に許可を取っていたからね。
でもあの旧校舎は、構造的に耐震基準が足りてなくて
すでに取り壊しが決まっているんだ。
あの場所をA先生が使うこと自体は、今まで黙認されてきたけど…
そこに男子生徒が頻繁に出入りしてるとなるとね。
色々な意味で問題視されるのはわかるだろう、目黒。」
目黒「取り壊し…？」
あそこが取り壊されたら、
あの人の気持ちを持っていく居場所がなくなる。
頭を何かで殴られたような衝撃を感じた。
阿部「そうだよ、残念だけどね。
自分でも分かっていると思うが、おまえは目立つ存在だし
そんな生徒が、ひと気のない音楽室に若い女性教師と一緒にいたら、
彼女に悪い噂が立つのは自明の理じゃないか？」
目黒「先生が想像してるような やましいところなんて一切ないんで」
阿部「例え何もなかったとしても、世間はそうは見ないんだよ」
…世間とか持ち出してくるかよ。
真綿で首を絞めてくるような言い方。最悪。
あーほんとマジでイライラしてきた。
目黒「もう腹割って、はっきり言ったらどうですか。
自分の好きな女に、近づくなって」
そういうと、一瞬だけ阿部は、いつもの優しい表情ではない
強い目線を俺に投げかけてきた。
阿部「……そうだな。
そういう認識をされたとしても、俺はかまわない」
と静かに言った。
それは宣戦布告だと 俺は受け止めた。
♪
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Rinna(プロフ) - めいさん» コメントどうもありがとうございます！リクエスト頂きとっても嬉しいです！^-^ キスのシチュエーションいいですね…そんな素敵なシーンが書けるように頑張ります！これからもよろしくお願いします^-^ (2020年6月14日 17時) (
レス) id: 18cd872e84 (このIDを非表示/違反報告)
めい - リクエストなんですが、”目黒くんと主人公ちゃんがキスをする”っていうシチュエーションを書いてほしいなぁと思いました！ 更新頑張ってください!! (2020年6月14日 11時) (レス) id: 730e0168eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんな | 作成日時：2020年6月4日 16時
