放課後の秒針 �� ページ27
♪
第３音楽室の古い建物の窓から、外を見ていた。
この教室のある、４階から見下ろすとイチョウ並木があって、欅の大きな木がある。
ここから見る景色が好きだったな。
窓をあけてピアノを弾くと
放課後の部活の声とか生徒たちの楽しそうな話し声や
いろんな音に混じって音符が空気に溶けていくようだった
リハビリのつもりで始めた、この音楽室のピアノも
目黒くんが来てくれるようになってからは
本当に自分の中で大切な時間になっていて。
でも、それももうあと暫くの時間しか残されていない。
……阿部先生から、旧校舎の取り壊しの話を聞いて
悲しかったけど、仕方のないことなのも理解できるから。
足音と気配がして、目黒くんが背後にいるのを感じた。
多分、彼にもなにか話がされたんだと思う
雰囲気がなんとなく、いつもとすこし、違っている。
振りかえって、彼の顔を見上げると
いつもの表情をしていたけど
じっと見つめていると
どこか困ったような 照れたような、感情が読めない表情をしていた。
彼はふと口を開くと
蓮「Aさん、俺ね、」
こちらをまっすぐに見返して言った。
蓮「…闘うことにしたから。そのつもりでいて」
目黒くん。言ってる意味が、よくわからないよ。。。
でもそう言われて
理解が追いつかないのに
急に涙が出てしまうのは、どうしてだろう。
♪
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Rinna(プロフ) - めいさん» コメントどうもありがとうございます！リクエスト頂きとっても嬉しいです！^-^ キスのシチュエーションいいですね…そんな素敵なシーンが書けるように頑張ります！これからもよろしくお願いします^-^ (2020年6月14日 17時) (
レス) id: 18cd872e84 (このIDを非表示/違反報告)
めい - リクエストなんですが、”目黒くんと主人公ちゃんがキスをする”っていうシチュエーションを書いてほしいなぁと思いました！ 更新頑張ってください!! (2020年6月14日 11時) (レス) id: 730e0168eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんな | 作成日時：2020年6月4日 16時
