◇51話 あの時1 ページ3
50話の続きです
中2 倫太郎side
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姉ちゃんが家から出た後、俺も準備をして母さんと一緒に近くの体育館に向かった。
俺らが住んでる場所は名古屋程じゃないけどわりかし人口が多い。だから、運良く近場の体育館が姉ちゃん達の予選会場になったという訳だ。
角名母「倫太郎ー、行くわよ〜！準備できたの？」
「うん、ちょうど終わったとこ。すぐ行く」
〜会場〜
流石、土日なだけあって混んでんな。
もう1試合目は始まっていてちょうど第1セットが終わるところだった。
予選といってもここ、愛知にはいくつかの強豪校がある。だから、学校で応援に来ているところも珍しくないのだ。あちこちから声援と応援団のコールが聞こえてきた。
姉ちゃん達一花谷は2試合目からなのでまだ時間があることを時計で確認し、とりあえずは暇になったので自販機に行った。
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自販機に着いたはいいけど、何を買うか。
俺、こういうの結構迷うタイプなんだよ。
「午後の紅茶午前に飲むのはちょっと罪悪感あるんだよな……かといって100%りんごジュース1人で飲むってのもあれだし………ここはノーマルな緑茶でいくか」
小銭を入れ某緑茶商品のボタンを押す。
自販機の取り出し口に手を突っ込み緑茶を取り出す。
「あー、やっぱ緑茶で正解。安定のうまさ」
大体5分の1ぐらいを飲んだところで誰かに声を掛けられた。
？？「ちょっといいかな？僕は月刊バリボーの編集者の蒻雲、と言います。角名 Aさんの弟さんですよね？出来れば軽い取材をさせて頂きたいのですが空いてますか？」
そういい蒻雲は名刺を渡してきた。確かに月刊バリボー編集者、蒻雲 恭也と書かれていて、その下に電話番号やらがのっている。どうやら嘘では無いようだ。
「…はい、いいですけど。あと少しで姉ちゃんの試合なんで、それまでだったら」
蒻「あぁ、そうだったね！じゃあそこの椅子に座って話そうか」
俺達はちょうどそこにあった3人用のベンチに座って話を続けた。
蒻「んーまず聞きたいんだけど…君のお姉さんはいつからバレーを始めたのかな？」
「小1からですね、ちょうどその年のオリンピックのバレーを家族で観戦していた時に姉ちゃんが私もやりたいって言い始めたのがきっかけだと思います」
蒻「なるほどなるほど。特にバレーのクラブに入っていたとかは？」
「入っていたというよりは、偶に近所の子供たちと何人かでボール遊び程度にやってたって聞いてます」
蒻「へぇ、それにしては上手いと思うよ。それでよくここまで成長出来たね」
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霰霰 - この作品にどハマりしました!!!更新が楽しみです😆✨ (2021年12月31日 1時) (
レス) @page10 id: c1e168e932 (このIDを非表示/違反報告)
ニコラスケイジ - この作品めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます❤ (2021年9月29日 16時) (レス) @page5 id: 02838600ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水色のエコバッグ | 作成日時：2021年9月21日 12時
