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第40話 ページ42

*撮影現場裏より


「え?Undervereseに私が出たら?」


何を言ってるの?


「その冷ややかな目は止めて!」


急に話しかけてきたと思ったら


よりもによって地雷にも近い質問をするインク。


私はAU同士、お互いあまり干渉せず


そのままの世界でいて欲しいと思ってる。


【RESET】の歪みで出来た幾つもの時間軸。


けれど、彼らだって生きているのだ。


それをより善いものにする為に犠牲を繰り返し


人々やモンスターたちを傷つける。


けれど、Undervereseもまた1つの物語。


それはいい。けど私が出るのは論外だ。


というか出たくない。


私は他のAUを傷つけたくないし


サンズが傷つく姿を近くで見たくないのだ。


Undervereseのインクの台詞を聞いて


私は彼を少し軽蔑した。嫌いなわけじゃないし


そもそもあれは物語の台詞だし、インクは悪役を


演じただけだから割り切っていたのだ。


何より、インクの場合


そう思うのは仕方ないことだとも思ってる。


だからこれは私の感性。


何故インクやエックスガスターを嫌悪するのか。


決まってる。彼らの行動が


プレイヤー(わたしたち)と同じだからだ。


下手に変なことは言えないので関わりたくない。


「もしもの話だって!僕を止めようとする君が
どんななのか見てみたいんだ!」


好奇心は猫をも殺すという


言葉を知らないのか?インクは?


通りかかったナイトメア、キラーが


面白そうだと後ろで見物している。


よりにもよって、見つかりたくないのに見つかった。


あの二人から逃げるのは骨が折れそうだ。


正直、インクの前でそういう


"もしもの話"を実践したくないんだけど。


私はため息をつきながらも


1回だけだからね?と念を押した。

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作者名:あゆさ | 作成日時:2020年12月2日 20時

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