ー…人狼の峰…ー ページ5
暗夜王国の国境を
越えたのはよかったが
やはり情報は早くも
暗夜王国の城に届いていたようで
ところどころに兵が配置されているらしい
リョウマ様はある場所を提案する
難攻不落の高峰
カイエンを通る道
無事に越えた者は
数えるほどしかいないという
………危険を冒すことで
戦いを避けられるなら
私もリョウマ様の意見に賛成だ
カムイ様はどちらも危険なら
少しでも可能性のあるほうにと仰る
つまり、カイエンのほうだな
＊
確かにこれはきついかもな
後方もかなり参ってる人もいるし
そろそろ休憩したほうがいいかも
―――――ん？魔力？
どこからかわき出てるのかな？
リョウマ「？…なにか近づいてくるぞ！」
威嚇してくるのは
獣族……だったよね
ニシキと同じ？
いや彼は狐だった
目の前にいる彼らは狼だ
彼らはガルーと呼ばれるらしい
？？？「おい、お前たち、
ここに何しに来たんだよ」
カムイ「！ 君は？」
フランネル「俺は、フランネル
この辺りのガルーのリーダーだ
俺たちの毛皮が目的なら
諦めて帰ったほうが賢明だぜ」
”これまでそういうやつを
何人殺したかわからない”
手から地面に落ちたのは人骨だった
……猟師たちの亡骸か
哀れな人たち
いくらお金がないからって…
酷いことをしようとしたんだ
罰が当たるのも
当然といういべきなのか…
カムイ様は誤解を解くため
私たちに武器を置けと指示をする
仕方ないか
そのとき先ほどの魔力が
強くなっていることに気付いた
なんだろう…嫌な予感がする
すぐ近く
あのガルーの下！
私はそのガルーにとびかかる
カムイ「A！！？」
フランネル「な、なにしやがる！？」
ガルーは狼よりも
もっと大きい熊のようになり
私の肩にかみつく
「っ！」
そのとき
私がとびかかったガルーがいた場所が爆発した
全「！！！」
カムイ「ば、爆発した！？」
私はガルーに肩をかみつかれたまま
地面に叩きつけられる
「ゲホッ！」
口から血が出た
や、やばい……
目の前が真っ暗
ここで死んじゃうの？
だ、め…
アズール達と一緒に帰るんだから
私の意に反し、私は意識を失った
＊
――――頭が痛い
私はうっすらを目をあける
最初に映ったのは
カムイ様の顔だった
カムイ「よ、よかった！」
カムイ様は私の首元に腕を回す
少し痛みを感じて大きな声を出してしまった
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まな★★(プロフ) - 絵馬さん» コメントありがとうございます！しばらく更新できずに申し訳ないです<m(__)m>完結まで頑張って持ってきますね！ (2018年3月27日 20時) (
レス) id: 68753d1748 (このIDを非表示/違反報告)
絵馬 - コメ失礼します。私はFEifをやっていて少し懐かしく感じました。覚醒から読みましたが、とても読みやすくてびっくりしました。更新頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 94b890890c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年9月27日 21時
