【AU】みにすとーりー

続き ページ8

｢好き、です。｣




嗚呼・・・言ってしまった、対に・・・、



心臓がバクバクと大きな音を立てる


私は俯いた、きっと無理なんだ、人間とモンスターだよ？できやしない


心臓の音がうるさい、早く静かにならないかと思う



ナイトメアは何も答えない、嗚呼・・・終わったんだ、全部



初恋が叶わなければ、友達も居なくなるだなんて・・・






｢ご、ごめんなさ、嫌、ですよね、私なんか、と。｣



小さい声なのによく通った、こんな時に限って


風が拭いて、私の髪がなびく



｢・・・嫌、なんかじゃないけど？｣


｢へ・・・。｣



｢だから、嫌じゃない。別に構わないさ。じゃあ、今日から恋人だな。｣


ニコリと笑う彼、その笑顔は良いものであった







｢うん・・・ｯ！！｣


私は少し大きな声で答える




彼と、恋人繋ぎをして裏路地から出て行った



目の前にはごろごろと死体が転がっている、



それは、非常に残酷なものであった



でも、今の私には綺麗に見えている


自分で思うにもとても気味悪かった、ついに脳みそまで可笑しくなるとはね


｢やっと手に入ったか。｣




ナイトメアの独り言は私には届かなかった





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