Iloveyou 【Undertaleau】 (ページ13)

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ハートページ13

｢おーい。｣

やっと戻ってきた皆

一体何処へ行ってたのだろうか？

｢ごめんね、待たせちゃって。｣

インクが私にそう言う

｢別に良いよ。んで、何してたの？｣

｢・・・いえ、なんでもありませんよ。ちょっと・・･ね。｣

クロスはごまかすかのようにそう言う

なんでもない・・・か

少し答えるまでに間があったこともあり、私はクロスの言う言葉を完全に信用することはできなかった

他の皆の様子もほんの少し可笑しい

何て言うか・・・タイミングを見計らうって感じだろうか・・・

｢・・・そっか。じゃあ良いよ。｣

そう言うとクロスは一瞬ほっとしたような顔を見せた

やっぱりなんかあるな

私はそれに気づく

多分、私に何かを隠してるんだろう

でも、私にその隠してることを聞く勇気はなかった

何故か・・・
　

聞かないほうが身のためのような

そんな気がして仕方なかったから

｢ねぇ、Aちゃん。｣

｢・・・ん？｣

｢僕のこと、一人ぼっちにしないでね。｣

｢・・・うん。｣

インクは私のことを軽く抱きしめてそう言う

“一人ぼっちにしないでね。”

その言葉にはインクの優しい気持ちが入ってる気がする

そして・・・

ちょっとしたなんて言葉じゃ済まされないくらいに

暗い暗い・・・まるで夜みたいに、闇の中みたいにそんな彼の闇が溢れてた

インクの瞳の中には小さくハートの形が見えた気がした