無口な少女のシェアハウス【歌/い/手】

番外編！その3！ ページ16

うらたside

おかしい

今日は俺の誕生日だ

それはいいんだけど

なぜかみんな忘れているではないか...

『うーらたさーん』

こいつは今日も平常運転だな

「ん?なんだ?A」

まさかこいつも忘れて..いるな

今日みんななんか冷たいし...きっとハグの日だからって...許さんぞリア充ども！

『本日一緒に遊ぶ約束してましたね』

「ん、そうだな」

『遊びましょー！』

一応聞くか

「まて、その前に何か言うことあるだろ」

『え?』

「今日は何の日か、しってる?」

『んっとね、ハグの日ですね』

こいつもリア充か
「いや、あのな、もっと」

『じゃあ白菜の日?』

「お前それお本当にいってんのか?」

もうなんかいいや..心折れた

「ああ..もう行くぞ」

後ろからとことこついてくるA
いや俺と同じくらい..いや俺の方が大きい(約1.5cm)

なんか可愛いな..何考えたんだろうな

『うーらたん！』

うわ..なんか嫌な呼び方してる...

「その呼び方恥ずかしいんだよ」

『ほーう...うらたん?』

こいつあとで絶対殺す

こいつ本当にわかってないのか..?

「つーかお前本当にわかんねぇのか」

『ハグの日?なになに?ハグしてほしん〜?』

まて..いや違う！ハグして欲しくも欲しくも欲しくもないんだけど

今俺の顔は真っ赤だろう

「バカちげぇよ」

『ほーう?意識してるの?』

あああああ..もうこいつは...

「ばーか、なわけねーだろ！」

『てか、何見ようね〜?』

そういや今は映画館の前にいる

何を見ようか..あっ！ヒ〇アカまだ見てないんだった！
俺はヒ〇アカのポスターを指さした

『ヒ〇アカ?私もちょうど見たかったんや〜』

「見ようぜ〜」

ああああ〜ヒ〇アカ面白かった〜

だが、いま俺の元にはいま1件もお祝いメッセージは来ていない

リスナーからはみんなから祝ってもらえてるけど

友達からは誰ももらってない

『あーー面白かったね！』

「そうだな」

『もう家帰ろかー?』

「あ、うん..」

なんかショックだ...もう5時なのに...

帰りはAとだべりながら帰った

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