Dainty Love 3

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[Hiro side]





スタジオに入ると、


洋平がエレキ片手にパソコンをいじってた。




横でサトヤスも見てる。







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洋「あ、ヒロとまーくんも行くよねー？」




寛「え、何の話？」



聡「AGILE PIKAのライブ」



眞「あ〜…行く」



寛「…俺も。

ていうか、真面目に買うんだね」



洋「そりゃそうでしょ。

一アーティストとしての礼儀だし、今回俺達は完全にお客さん♪」









聡「いやぁ、会いたいねぇ」



洋「ね。でもツアー終わるまでは忙しいだろうね」




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Aちゃんの話なんて出たら


もう、どんな顔してればいいのかわかんないから…




早々にその場を離れた。






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なのに。



ファイナルのチケットを買い終えた洋平がわざわざこっちに来た。






洋「ヒロ、Aちゃんに会ったりした？」





…うわ、



何でそろいもそろってそれ聞いてくるんだよ…？





なんかおかしい。



…俺が意識しすぎなだけ？






寛「会ったよ」



洋「おっ。どんな服着てた？」



寛「…えっ？」



洋「まさか覚えてないとか言わないよねw」







全然思ってもみなかったことを聞かれて、

逆に戸惑ってしまった。





寛「なんか…ワンピース。チェックの」



洋「おー！…写真とかないの？」



寛「撮らなかった…w 何で？」





何やら後ろに持ってて、聞いてほしそうな顔をしてた。






洋「じゃん！」



寛「お、キーボードマガジン」




いつもと違う―この前のと同じ系統のワンピースを着たAちゃんが

キーボードに頬杖をついて無邪気な笑顔を向けてる表紙。






洋「可愛いでしょ？」



寛「…うん」



洋「この服、俺が一緒に選びに行ったんだよ」






嬉しそうに自慢してくる洋平。



洋平の手の上でこっちを見つめるAちゃん…





なんか、何とも言えない気分。






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