花 吐 き 病 ＿ 。【 鬼滅の刃 】

花を七つ吐く ページ9

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あれから何事もなく、無事に家に辿り着く



2人の前で咳が出てしまった事に焦ってしまったけど


生憎バレずに済んだ



ただ、あの時しのぶちゃんの手を払ってしまったのを未だに後悔してる



ただ私を心配してくれていただけなのに ...





『 しのぶちゃん、ごめんね ..... 』





本当はあの時、病の事をバレる焦りよりも


冨岡さんと喋ってる貴方に嫉妬してしまった




だから、触らないでと思ってしまった



醜いなぁ、私



もう、友達失格だよね


2人の恋を応援せずに、羨ましいなんて思っちゃってるんだから





『 ....... 馬鹿みたい 』





私は吐き捨てる様に呟くと、手の平の中で強く握られてしわくちゃになった花弁を屑籠に入れた



取り敢えず明日、蝶屋敷に行く口実を作れたんだから



何とか花吐き病と、別の治し方を調べてみよう







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