乙女、覚醒……？ ページ30
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床にへたり込むAの手首を掴んだまま、クイクイッと引きながら竜平が一言。
「シュントが金髪にしたときは全然だったじゃん」
「だって、あれは先に聞いてたもん……！」
「予告無しだとそんなんになっちゃうの？(笑)」
こんな可愛い反応してくれるなら切った甲斐があったね、と言いたげに舜斗に視線をやる竜平。
そんなアイコンタクトに気付かないフリをしつつ、椅子から腰を離して Aと視線を合わせるようにしゃがんだ舜斗は、膝の上で頬杖を付いてただ何も言わずにAを見つめる。
「な、なに……」
「……」
「っ、なぁ！ガン見やめてや……っ」
「……」
「、舜斗ッ、ほんまに怒るで！」
「……プッ……やばこいつ、必死」
吹き出し笑う舜斗に、首筋まで真っ赤にしたAは力強く竜平の右手を振り解き そのままの勢いで目の前にあった金の前髪に手をかける。
わしゃわしゃと感情に任せてその手を振ると、「おい」と舜斗は声を上げた。
「ヘアメイク終わってんだよ！」
「あっ、ご、ごめん……！」
「あーあ お前マジでメイクさんに怒られろ」
「くぅ……っ」
途端に冷静になったAはシュン…と眉尻を下げる。こんな事を言っておいて、1人でお説教を受けさせる気は無いのだが。
1人でパニックになって、勝手に自分を追い込む状況を作っているAはもう少し見守る価値がありそう。
そんな事を考えているのは舜斗だけでは無いようで。
「ちょっと可哀想になってきたけど どうする？」
「可哀想？……面白いからステイで」
「いい性格してる」
悪い笑みを浮かべた壮大に、意外にも樹音が口元を引き攣らせた。
可哀想に、朝から頑張って仕事してきた末にメンバーからオモチャにされて……いつもやり過ぎて彼女を怒らせるのは壮大や舜斗なのに、全く学習しないなと思う。
「リョウキは？助けないの？」
「リュウヘイの覚醒をもうちょい見たい」
「何お前ら、そうゆう趣味？」
趣味悪。と樹音は呟いた。
「見つかる前に直さないと、」と舜斗の前髪を整えようとしているAの左手首を、頑なに掴んで離さない竜平は
「ミヅキちゃんほら、早くしないとスタッフさん来ちゃうよ」
「なぁ、焦らさんとって……」
「あれ？なんかさっきと違くない？」
「えっ？！……なーあー、どんなやった？なぁ、」
「くくっ、」
声を震わせるA、肩を震わせる竜平。
ちょっと怖くなって来た舜斗が「俺まで恥ずかしいからそろそろやめとけ」と思わず声をかけた。
と、そこに楽屋の扉が開く音。
入ってきたのはコーヒーカップを片手に持つ 礼王と真人だった。
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くぼりや最推し(プロフ) - しんどい日にシュントにくっつき虫になるモンちゃんさいっっきょうに可愛いなぁ、、 (2月4日 21時) (
レス) @page26 id: 52130a7682 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 塩さん» はじめまして。コメントありがとうございます！ついにモンちゃん２０歳を迎えてしまいましたなぁ…もしもし亀よの亀さんがのそのそ近付いてくる音が聞こえております😳笑 こちらこそ過去作にまで遡って読んでいただきありがとうございます！ (1月17日 23時) (レス) id: 8e0e8905f4 (このIDを非表示/違反報告)
塩 - 初めてコメントさせていただきます✨ モンちゃんが成人を迎えたタイミングで、「ジュノモンはモンちゃんがお酒飲めるようになってからが本領発揮」という言葉を思い出しこの話に戻ってきました…笑 とっても楽しみです！いつも更新ありがとうございます💖 (1月17日 20時) (レス) @page40 id: 99215fcdd5 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - masayo_8さん» もちろんこの後明かす予定ですよ〜！お楽しみにーっ！ (6月21日 19時) (レス) @page50 id: d5b75dcb66 (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - モンバの大阪城ホール２日目が、誰だったのか気になる〜！参戦したので😁超個人的で、すみません😅 (6月20日 22時) (レス) @page46 id: be11c96dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年3月27日 22時
