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もう声の主はわかっていた。

こんな時に、こんな小学生みたいないたずらを、してくる人なんて決まってる。


「ひかるくん!」


「あ〜、ごめんごめん……」


(…まったく〜)


そうやって平謝りをしてきたのは、やっぱり光くんだった。

こうなっちゃったのは仕方ない。はあ、とため息をついて、光くんと一緒に拾いにかかる。


(順番ぐちゃぐちゃ……)


これで全部だね、と言って、光くんが渡してくれる。


「ありがとう」


ふう、と息をついて、とにかく書類を机に置いた。


でも、最近片付けていないから机の上は散らかっている。


「大ちゃん、物多すぎ」


「そう?これでも片付いてるほうだよ?」


「………これで?」




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作者名:lilly | 作成日時:2018年2月26日 23時

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