柘榴石はお料理上手 ページ30
ラウール達が王宮に戻った頃には、もう日が暮れてしまっていた。
iw「もうこんな時間だし…各自部屋で休憩して、7時に食堂に集合な。」
sk「りょうかーいっ！」
ab「ラウールも外出で疲れたでしょ？俺らのうちの誰かが呼びに行くから、それまでゆっくりしてな。」
ru「うん、ありがとう！」
kj「ラウ、行こうや！」
岩本と阿部に言われ、ラウールは向井と目黒と共に自室へ向かった。
二人と分かれ、部屋に入る。
阿部の言うとおり、初めての街での体験にラウールは疲労困憊であった。
部屋に入るなり、ペンダントも外さずにボフッとベッドに飛び込んだ。
数分もしないうちに、すぅすぅと寝息をたてながらラウールは寝入ってしまった。
kj「…ラウ寝た？」
mm「うん、寝た。」
人の部屋を覗くという半ばストーカー紛いの行動をした目黒が、向井にラウールが寝たことを伝える。
顔を見合わせニヤリと笑った二人は、ご機嫌で食堂の奥の厨房へと向かった。
厨房のドアを開ければ、エプロン姿の宮舘と佐久間。
そしてその周りで楽しそうに見入っている四人。
kj「うっわ、めっちゃええ匂い！絶対美味しいな、これ！」
fk「そりゃあ舘様自ら腕を振るっていただいてますから勿論ですよ。」
mm「佐久間くんがアシスタントなの？」
ab「そう。……ちょっと、いい加減拗ねるのやめてよ翔太。」
nb「いや拗ねてねぇし！」
dt「大司教に見られたら怒られちゃいそうだね。」
sk「怪我したら危ないからって？」
iw「いやでもそういうの抜きに、ホントに指切んないで。」
sk「大丈夫でーす！ちゃんと猫の手してまぁーす！」
わいわい騒ぎながらも、料理の工程を進めていく。
元々、宮舘は料理が得意だった。
小さい頃から、暇な時に何かを作ったりすることが多かった。
家の近い幼馴染みの渡辺にアシスタントをしてもらいながら。
……というより、渡辺と一緒に何かをするのが楽しかった、というのが一番であったが。
この場所に連れてこられた後も、深澤達に協力して貰いながら、大司教のいない時を見計らって、度々こっそり料理を続けていた。
今日の場合は今朝の外出と同様、事前に深澤が上手く手を回していた為、心置きなく料理を楽しめるのである。
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ゆ(プロフ) - れいあさん» お話書いていただきありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年12月19日 15時) (
レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - ゆさん» 大変長らくお待たせしてしまい本当に申し訳ないです。めめラウのお話書かせていただきました…！全4話構成となります。ご期待に添えていれば幸いでございます。是非この作品をこれからもよろしくお願い致します……！ (2020年12月19日 13時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» いいえ！前からお話の構成は出来ていたのですが、お話の順番の関係で中々公開できず………。本当に申し訳ないです。更新頑張ります！リクエストありがとうございました！！！ (2020年12月18日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - れいあさん» ありがとうございます！正直、忘れられているかと思ってました(笑)2話読ませていただきましたが、続きが楽しみです^^更新頑張ってください！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» 大変お待たせ致しました、あべさくのお話続編の方で書かせていただきました！全3話構成の予定です。ご期待に添えていれば幸いです。是非この作品をこれからもよろしくお願いいたします…！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいあ
| 作成日時：2020年11月21日 19時
