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mm「……いいんじゃない?さっきのペンダントも、ラウール気になってたでしょ?丁度良いじゃん。」
kj「うんうん、俺もそれすっごく良いと思うで!」
fk「そうだね。じゃあそれ一つ、ラッピングもして頂けますか?お代はこれで。」
「えぇっ!?そんなっ、お代なんて受け取れません!!!しかもこんなに…!元々売り物じゃないですし…!」
fk「いやいや、受け取ってくださいって。こんなに良い物、ただで貰う方がおかしいですよ。それに………いや、何でもないです!じゃ、ありがとうございましたっ!」
店主からラッピングされた商品を受け取ると共に、金を置いて足早に去る深澤。
その後を、笑いながら岩本や渡辺達がついてゆく。
ru「えっちょ、みんな!?あ…えっと、さっきはビックリさせてすみませんでした。ペンダント、めっちゃ嬉しいです!ありがとうございました!」
ラウールも礼を述べ、急いで他の皆を追いかける。
少し走ったところで、皆は立ち止まってラウールを待っていた。
息を切らしながらラウールが口を開けば、深澤はいつも通りヘラヘラと返す。
ru「ちょっと…なんでそんな走るの……!?」
fk「いやぁごめんごめん、だって早く行かないとあの人お金受け取ってくれないじゃん?置き逃げ、的な?」
ru「えぇ…?」
置き逃げって…
そこまでする?
そんなことを思いながらラウールは息を整える。
丁度落ち着いた頃、深澤が先程のプレゼントを差し出した。
fk「まず、誕生日おめでとう。遅くなってごめんね?外出許可取るのに時間かかっちゃって。はい、プレゼント。」
ab「貰う本人に言うのもあれだけど、俺たちみんながお金出し合ったの。」
ru「みんなが…?」
dt「そう、だから俺らみんなからのプレゼント。」
kj「だから、無料で貰うわけにはいかなかったんよ。」
nb「じゃないと、俺たちからのプレゼントじゃなくて、お店の人からのプレゼントになっちゃうもんな」
iw「ちょっとふっかのやり方は強引だった気もするけどね」
fk「うっ…それは…」
sk「ねぇねぇラウ、折角だからそれかけてみなよ!」
佐久間に言われるがまま、ラウールは丁寧に包装を解き、ペンダントを取り出す。
やはり綺麗だ。
一つ一つの宝石が非常に美しく、思わず目が奪われてしまう。
こんなに高価な物、本当に貰ってよかったのだろうか…。
だが遠慮がちに首に下げれば、皆は笑顔になった。
fk「……うん、凄く似合ってる。」
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ゆ(プロフ) - れいあさん» お話書いていただきありがとうございます!更新楽しみにしています! (2020年12月19日 15時) (レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - ゆさん» 大変長らくお待たせしてしまい本当に申し訳ないです。めめラウのお話書かせていただきました…!全4話構成となります。ご期待に添えていれば幸いでございます。是非この作品をこれからもよろしくお願い致します……! (2020年12月19日 13時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» いいえ!前からお話の構成は出来ていたのですが、お話の順番の関係で中々公開できず………。本当に申し訳ないです。更新頑張ります!リクエストありがとうございました!!! (2020年12月18日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - れいあさん» ありがとうございます!正直、忘れられているかと思ってました(笑)2話読ませていただきましたが、続きが楽しみです^^更新頑張ってください! (2020年12月17日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» 大変お待たせ致しました、あべさくのお話続編の方で書かせていただきました!全3話構成の予定です。ご期待に添えていれば幸いです。是非この作品をこれからもよろしくお願いいたします…! (2020年12月17日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいあ | 作成日時:2020年11月21日 19時