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fk「…すみません、内緒にしといて下さいね」
店主の質問には答えずに、そう言って自らの人差し指を口元に立てる深澤。
対する店主は、口をあんぐりと開けて呆然としている。
仕方ない。
まさか目の前に、予言の者が現れるなんて、夢にも思わなかっただろう。
大聖堂では仕切りで顔は分からないし、国民は彼らに気づき様が無い。
………彼らの眼を直接見ない限りは。
「も、勿論です、！誰にも言わないと誓います…！」
nb「誰かに言ったらすぐバレるからな。」
sk「翔太脅すなよっ！」
iw「そうだよ、隠し切れなかったこっちが悪いんだから。」
ru「ごめんなさい……」
まずいことをしてしまった、と冷や汗がラウールの顔を伝う。
自分だけのせいではないものの、それでもラウールは罪悪感を覚えた。
急いで再びコンタクトを着用し、周りを確認する。
どうやら、店主しかラウールの眼を見たものはいなかったらしい。
「あっ、あの！もし良ければこれ、貰っていただけませんか…？」
ru「これ…は……」
dt「…丁度“俺たち”と同じ石だね。」
何やら奥から店主が物を取り出し、ラウール達に見せた。
今度は楕円形でなく、雪結晶形のペンダント。
宝石も種類が先程ものとは違う。
どこか見覚えがあると感じていたラウールは、宮舘の言葉で納得した。
＿＿＿さっきのよりも、綺麗だ。
「そ、そうなんです！この国に伝わる予言をモチーフに作られたものなのですが…
あっ、申し訳ございません、勝手にモチーフにしてしまって…！」
ab「いや、大丈夫ですよ、謝らないで下さい。」
平謝りしだす店主を、阿部が止める。
信仰対象のものをモチーフに何かを作ることなんてよくあることだ。
特別謝る必要のあることでもない。
「これは元々売り物でなく、先祖代々受け継いでいる物なんです。多分、何代か前の主人が自己満足で作ったんだと思います。
でも、クオリティーは売り物のものと変わらないんです。
寧ろ、こちらの方が断然綺麗に作ってあるくらいで…
救世主様に少なからず関するものでお金を稼ぐわけにはいきませんし、奥にしまってあったのですが、もし宜しければご本人様に持っていただきたくて…
す、すみません！こんなの不敬にも程がありますよね…！」
…俺たちに関するものでお金は稼げない、か。
大聖堂の狂気的な信者ばかり見ていたが、そうじゃない人もいるんだな、なんてラウールは思った。
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ゆ(プロフ) - れいあさん» お話書いていただきありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年12月19日 15時) (
レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - ゆさん» 大変長らくお待たせしてしまい本当に申し訳ないです。めめラウのお話書かせていただきました…！全4話構成となります。ご期待に添えていれば幸いでございます。是非この作品をこれからもよろしくお願い致します……！ (2020年12月19日 13時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» いいえ！前からお話の構成は出来ていたのですが、お話の順番の関係で中々公開できず………。本当に申し訳ないです。更新頑張ります！リクエストありがとうございました！！！ (2020年12月18日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - れいあさん» ありがとうございます！正直、忘れられているかと思ってました(笑)2話読ませていただきましたが、続きが楽しみです^^更新頑張ってください！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» 大変お待たせ致しました、あべさくのお話続編の方で書かせていただきました！全3話構成の予定です。ご期待に添えていれば幸いです。是非この作品をこれからもよろしくお願いいたします…！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいあ
| 作成日時：2020年11月21日 19時
