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「エンゲルヒェン、おいで。……ふふ、やっぱりあなたは可愛いわね。……あの子が学校生活を目一杯に楽しんでくれるといいね。……うん、わかってる。そうなるように上級生の私がちゃんとサポートしないとね」
「ん〜〜〜っふわふわ〜〜…………。エンゲルヒェンって本当に可愛いわね〜〜。癒される……って、あらっ。もふもふしすぎちゃった？ふふ、ごめんね。困らせちゃったね」
「……ふぅーっ。……この魔法、いつも同じところで躓いちゃうわ。どうして……。……ううん。何がいけないのか、ちゃんと理解してる。気を張りすぎなのよ、私。……落ち着いて、きっと、大丈夫だから」
「！人が倒れて…？！すみません、大丈夫ですか？……なるほど、痛みで立ち上がれなかったのですね。このままではいけませんから、回復魔法を使いますね。�爛侫�ルウェル�瓠帖弔匹Α△任垢�？まだ痛みや違和感はありますか？……ほっ、それなら安心しました。とはいえ念のため保健室に向かいましょう。さぁ、手を。……それとハンカチをどうぞ。制服に、足も汚れてしまっていますから。ぜひ、使ってください」
「次の薬草学で必要なものを今のうちに揃えとかないと。えっと、確か……ボタン、アケビ、ドクダミ……に、シャクヤクとニンジン……。よしっ、採取場に行けばほとんどが揃うものね。もしかしたらないものもあるかもしれないけど、その時は商店街に行こうかしら？あそこだったら全部揃うはず。とはいえ、せっかく商店街に行くのに薬草だけ買って帰るのは味気ないわよね……。お友達、誘ってみようかしら？」
「今日はありがとう。突然誘ったのにお買い物に付き合ってくれて。……楽しんでくれたのなら、よかった。私もすごく楽しかったよ。商店街に来たのも久しぶりだったし、何よりあなたと一緒に遊べたから。えへへ……。あ、それとこれを……髪留めよ。今日のお礼にと思って、あなたに一番似合うものを選んだの。喜んでくれると、うれしいなって……」
「わぁっ……！見て、こんなところにお花畑があるだなんて……！！すごいわ、全然知らなかった……。それに夕陽も、とっても綺麗だわ。風も心地が良いし……。やっぱり、あなたといると素敵な日になるわね。……あのとき、ちいさな私を見つけてくれてありがとう。あなたは、私の最高の親友よ」
「ラベンダーよ、あなたの好きなお花だわ。とても綺麗で良い匂い。落ち着く……。そうだ、帰りにラベンダーティーを買って一緒に飲みましょう」
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作者名：ツツジ | 作成日時：2021年2月23日 22時
