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そう、この話し方はドラコだ。
アリシラは二人の話に耳を澄ませた。
「死んだよ。」
間を置いてもう片方の先客が答えた。
両親が死んでしまったなんて…アリシラは胸が痛んだ。
一方ドラコは戯けた口調で「おや、ごめんなさい。」と謝る。
本当にどうしようもない奴だわとアリシラは思った。
アリシラはドラコの隣の先客の顔を見ようと踏み台から乗り出したが、ローブをピンで留めている魔女に戻された。
そして、先客は踏み台からピョンと降りてしまった。
「じゃ、ホグワーツでまた会おう。たぶんね。」
ドラコがその子に言うと、その子は「うん」とだけ言って店を出ていった。
「はい、終わりましたよ。」
ドラコも採寸が終わり、店を出ようとしたが振り返って「アリシラか。」と言った。
「そうよ、どうして気づいたの？」
「君の父上が僕に手を振っているからさ。」
ドラコが指差す先には店内の二人に笑顔で手を振る父の姿があった。
アリシラも採寸が終わり、ドラコに続いて店を出る。
父は嬉しそうに二人を迎えるとアイスでも食べようかとアイス屋に向かっていった。
「その髪飾り、付けてくれてるんだ。」
「え？うん。」
隣を見るとドラコが恥ずかしそうにしているのでアリシラも恥ずかしくなってしまった。
父が買ってきたアイスを三人で食べているとドラコの両親がやってきた。
「おやおや、48時間ぶりですな、リック(アリシラの父の名前)。」
「ハッハッそちらこそ。ルシウス。」
しばらくしてアリシラの母も戻ってきて家族勢揃いとなった。
「私たち次は教科書を買いに行くのだけれど、ベラたちも来ない？」
母が提案するとナルシッサさんも同調し、六人でフローリッシュ・アンド・ブロッツ書店に向かうこととなった。
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きむい(プロフ) - noppiさん» コメントしてくださり本当にありがとうございます😭更新は不定期になると思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2022年7月17日 18時) (
レス) id: e08f4d945f (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新まってます！！ (2022年7月6日 16時) (レス) @page18 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむい | 作成日時：2022年6月12日 9時
