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クィディッチというワードでこんなに背中がゾクゾクしたことは今までなかった。
思い切って彼のことを聞いてみようと思った。
「あの、、グリフィンドールのクィディッチ選手について聞きたいのだけれど、、」
「なんだい」
「わからなかったら答えなくても、、」
「俺たちもグリフィンドールのクィディッチ選手さ。」
「ええええ」
アリシラはこの前のエレン並みに奇声が出た。
こんなにおちゃらけた人たちが真剣にクィディッチの勝敗を争っている姿は申し訳ないが考えられなかったし、とりあえずこの前の彼とは違いすぎた。
目の前の双子はアリシラの反応が大変遺憾であるというように盛大に顔をしかめている。
「あ、えっと、、なにも、クィディッチ選手に似合ってないなんて思ってな…」
「「思ってる！」」
双子は声を揃えて叫んだ。ただでさえ騒がしいのに今までで一番大きい声だった。
「俺たちはこの学校で一番最高のビーターだ！」
「ここまで息の合ったプレイは見たことがないとお墨付きなんだぞ！」
アリシラは「ごめんなさい」としか言えなかった。
「私の軽率な言葉で気分を害してしまってごめんなさい。クィディッチはあなたたちにとって大切なものだってわかったわ。」
「大切以上だ。」
「まあ、やめておけよ、フレッド。」
「…だな、ジョージ。俺たちも取り乱してすまない。」
双子は「で、聞きたいことって？」と聞いてきてくれたが質問する気になれなかった。
「俺たちのこと気にしてるんだったら、良いんだぜ。」
「まあ少し心筋梗塞を心配して欲しいけどな。」
「ど、どうして？」
アリシラが聞くと双子の1人が勿体ぶって言った。
「スリザリン生が素直に謝ってくるなんて前代未聞だからさ。」
もう1人は軽快に「アリシラって面白いやつだぜ。」と笑った。
「あれ、あなたたちに名前教えたっけ？」
「個人情報はちゃんと秘密にしておかないとな？」
双子の片割れがそう言ってアリシラのやり途中の宿題の名前が書いてある部分に杖を置いた。
杖を少し複雑に動かすと名前の部分がスルスルと消えて代わりに「汝は蛇から獅子になり。」と出てきた。
「「いい名前だ。」」
「ちょ、待…え？」
最高に困惑しているアリシラを残して双子はシンクロウインクを残してその場から立ち去った。
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きむい(プロフ) - noppiさん» コメントしてくださり本当にありがとうございます😭更新は不定期になると思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2022年7月17日 18時) (
レス) id: e08f4d945f (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新まってます！！ (2022年7月6日 16時) (レス) @page18 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむい | 作成日時：2022年6月12日 9時
