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「何があったんだ？」
今までで一番優しい声だった。
「えっと、、、」
アリシラはパンジーに勘違いされていることを洗いざらい話した。名前も知らない彼に。
「そうか」
泣きながら話したので、相当な時間がかかったが彼は最後まで聞いてくれた。
「辛かったな」
アリシラがどんなに泣いても、彼は優しく抱擁してくれた。まるで兄のように。
「今日はここで寝ると良い。俺も寝るから。今から寮に戻ったらフィルチに殺される。」
彼はそうゆうとローブを脱いでアリシラの体にかけてくれた。
アリシラはホグワーツに来て初めて深い眠りについた。
目が覚めると彼の横顔があった。ぐっすり眠っている。
同時に夢ではなかったと実感した。
「おはよーございます」
アリシラが彼の顔をツンツンとすると彼は寝返りを打ってムニャムニャと唸った。
彼には本当に世話になった。
これ以上迷惑はかけられないと思い、アリシラはその場をそっと後にした。
時間としてはまだ朝食には早かったが、大広間を覗くとエレンの茶色のボブが目に入った。
アリシラも他の生徒と同じように昨晩はしっかりと自分のベッドで眠ったというような顔をしながら大広間に入るとエレンが駆け寄って来た。
「アリシラ!どこに、、、」
「エレン、場所を変えましょう？」
まだ生徒が集まっていない大広間だったのでエレンの叫び声は大広間中に響き、生徒のほとんどがこちらを見ていた。
「どこに行ってたの？」
エレンはパンジーたちは全くの放心状態で帰ってきたのでアリシラが完全に勝ったと思っていたと語った。
「なのに帰ってこないから本当に心配したのよ。どんどん悪い方に考えちゃって、、」
パンジーたちはアリシラを殺してしまったからショックで放心していたのかとか考えちゃったなどとどんどん話が悪い方向に進んでいるのでアリシラが「昨夜あったことを話すわ。」と言ってエレンの悲劇的なアリシラの死亡物語をやめさせた。
話が進むにつれ、エレンの怒りは爆発した。
「どうゆうこと？！同じ寮の仲間なのに？殴る？蹴る？信じられない！」
「ちょっと、あの人たちと仲間なんて身の毛がよ立つからやめて。」
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きむい(プロフ) - noppiさん» コメントしてくださり本当にありがとうございます😭更新は不定期になると思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2022年7月17日 18時) (
レス) id: e08f4d945f (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新まってます！！ (2022年7月6日 16時) (レス) @page18 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむい | 作成日時：2022年6月12日 9時
