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「今夜アイツらを罠に嵌めようと思う。」
その日の夕食の席でドラコはグリフィンドールのテーブルで何人かに囲まれて座っている『アイツら』を睨めつけながら言った。
「どうやって？」
「真夜中に決闘を申し込むんだ。でも、アイツらがその場所に着いても僕はいない。」
アリシラはたんぽぽジュースを飲みながら、首を突っ込むのはやめようと思った。
「それで事前に老いぼれフィルチに告げ口しておけばいいじゃない？そこに生徒が来るはずだって。」
パンジーは名案だというように目を光らせた。
だが、またもやハリー・ポッターはスルリと逃げた。
2回も規則を破ったのに罰則を受けなかったことにドラコは相当腹を立てたようで、二人の仲は決定的なものとなった。
しかし二人の仲はこれ以上悪くなりようがないように見えたがより最悪になる事件が起きた。
騒動から一週間経ったある日、ハリー・ポッターにニンバス2000が届いたらしいのだ。
一年生は箒を持ってはいけないという規則まで破ったハリー・ポッターにドラコは相当ご立腹だった。
「やっぱり本当みたいね。ポッターが選手に選ばれたっていうのは。」
魔法史の授業中にエレンは羊皮紙の隅にお絵かきしながらそう言った。
今朝、アリシラとエレンの後ろを歩いていたレイブンクロー生が噂していたのだ。
「だって彼の飛びっぷりは凄かったじゃない？」
「まあ、そうだけど。規則を破ったことに変わりはないわ。」
スリザリン生のほとんどがこのハリー・ポッターへの扱いに腹を立てていた。
「マルフォイが可哀想だわ。」
その日の夜、談話室でクラッブとゴイルを相手にご立腹中のドラコをよそにまたその話が持ち出された。
「マルフォイ、どうするのかしら。」
「え？どうゆうこと？」
アリシラは変身術の宿題をしながら答えた。
爪楊枝を裁縫針に変える図を描く宿題だ。
「だってマルフォイと言ったら金貨よ。ガリオン金貨が腐るほどあるっていうわ。まあ、お金は腐らないけど。」
「そうなのね。」
アリシラは誕生日プレゼントで貰った孔雀の羽ペンを思い出した。
「だから、マルフォイが望むことは全部父親が叶えるのよ、金貨でね。」
「じゃあ、ポッターが何かされるってこと？」
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きむい(プロフ) - noppiさん» コメントしてくださり本当にありがとうございます😭更新は不定期になると思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2022年7月17日 18時) (
レス) id: e08f4d945f (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新まってます！！ (2022年7月6日 16時) (レス) @page18 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむい | 作成日時：2022年6月12日 9時
