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とうとうデザートの皿も綺麗になり、ダンブルドア先生がまた立ち上がった。
広間中がシーンとなった。
「エヘンー全員よく食べ、よく飲んだ事じゃろうから、また二言、三言。」
ダンブルドア先生は森に入ってはいけないこと、廊下で魔法を使わないことなどと基本的な注意事項を述べた。
「最後ですが、とても痛い死に方をしたくない人は、今年いっぱい4階の右側の廊下に入ってはいけません。」
そんな危険な場所を校内に置くなんてなんて物騒なとアリシラは思ったが、上級生は特に気にかけていない様子で明日の授業に関して話している。
最後に校歌を歌って解散となった。
アリシラはホグワーツに校歌があることに驚きだったが、好きなリズムで歌って良いという部分に笑ってしまった。
とうぜんみんなバラバラに歌い終わり、ダンブルドア先生は最後の人にも合わせて指揮した。
大広間を出ると1年生は監督生についてスリザリンの寮に向かった。
地下に向かうジメジメした階段を下ると、石造りのいかにもな扉が現れた。
「ここは校庭にある湖の下にある。」
監督生はそう説明すると扉の前で合言葉を唱えた。
「純血！」
アリシラは咽込んでしまった。
「アリシラ、大丈夫？」
隣にいたエレンが背中を叩いた。
「え、えぇ。一時的なものだから。」
まさか合言葉までこれだとは思わなかった。
純血ではない人がスリザリンに入寮することがあったらショックを受けるに違いない。
アリシラはその後無事に寝室に着くと、同室だったエレンと挨拶を交わした。
「ひとつの部屋に二人なのかしら？凄い贅沢だわ。」
エレンは自分のベッドに腰掛けると嬉しそうにそう言った。
「でも…もう一つトランクがあるわ、エレン。」
アリシラとエレンがパジャマに着替えてもこのトランクの主は現れなかった。
「置物よ。」
エレンは笑いながらそう言うとおやすみと言って自分のベッドに潜り込んだ。
しばらくしてエレンは夢の中に入ったようだったが、アリシラの目はぱっちりと開いていた。
組分け帽子に今日言われたことを終始反芻していたのだ。
「慈悲深く、頭も悪くない。………その上、魅力もあるようだな。ほうほう。君なら寮同士の壁をなくすことが出来るだろう。今は君のような力が必要なのだ。できるかね？つまり、寮の架け橋になってもらいたい。」
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きむい(プロフ) - noppiさん» コメントしてくださり本当にありがとうございます😭更新は不定期になると思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2022年7月17日 18時) (
レス) id: e08f4d945f (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新まってます！！ (2022年7月6日 16時) (レス) @page18 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむい | 作成日時：2022年6月12日 9時
