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振り向いた瞬間、息を飲むほど美しく整ったその容姿は、まさに『女子が隣に並びたくないランキング』で堂々の上位を死守しているだろう、と思われる程の美貌。綺麗というより、可愛らしい感じだ。のわりには、外見にそぐわないさっぱりとした喋り方をする。
よく見ると、後ろにあと二人立っていた。この三人は同じグループなんだろうか。
「同じクラス?」
私は少し疑問を抱いた。
「俺はルコリハーダ。まぁこれから色々とよろしく」
だってー…
「えっと…あなた、"女の子"よね?」
そう。同じクラスに私以外の女子はいないはずだ。
ーなのに、なんで同じクラス……?
そう思った瞬間、その人は顔を歪めて
「ばっ…!てめ、"俺"は"男"だ!」
「えっ!?えぇ、そうなの?」
ーこんな可愛い子が、男の子!?パッと見で、目を引くくらい整った顔立ちをしている、この人が…!?
衝撃だった。なんとも、性が入り乱れた世の中になってしまったものだ。
「"俺"って言ってただろっ?」
ーまぁ、確かに男口調だったような…
「ごめんなさい、失礼だったよね。」
「別にいいぜ……初対面で間違えられんのなんてしょっちゅうだし」
ーそれだけの女顔だったら間違えられてもしょうがないわよね…
なんて思っていると、ルコリハーダの後ろからもう一人の少年の声が聞こえた。
「俺はお前みたいに生まれなくて良かったぜ」
「は!?てめぇ調子乗んなよ……ちょっとばかしましな顔に生まれたからって」
ー……どちら様?
不思議な顔をして彼をチラッと見ると、
「ああ、俺はコファギンレ。こいつらと同じグループで、特技は少林寺拳法。よろしくな」
彼は、こげ茶色の肩より少し長い髪をハーフアップして後ろでお団子にしており、濃いオレンジ色の瞳が何やら独特の力強さを生んでいた。
すると、もう一人も自己紹介を始める。
「初めまして、私はクライナーといいます。これでも一応、忍者です。以後、お見知りおきを」
「あ、はい」
ー忍者ねぇ…
そこで、後ろからいきなり騒音がしたので、咄嗟に二人の方を見た。
何やら喧嘩を始めたようだ。
コファギンレの方が少しだけ勝っているが、ルコリハーダも負けてはいない。
「あの……二人、大丈夫なんですか?」
まぁそう聞いたのも、常人の喧嘩とは"レベルが違っていた"からだった。
格が違う、とはきっとこのことなんだろう。
「あぁ、彼らは大丈夫です。喧嘩なんて毎日のことですし」
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菜波(プロフ) - 初めてオリジナル見ました！とっても面白いです(^^)d更新頑張ってください！！ (2013年5月27日 20時) (
レス) id: 581295fc3e (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶姫(プロフ) - 面白いっす！！自分だったらきっとここまで書かないでしょうｗ (2013年5月24日 20時) (レス) id: 6b7ce34b11 (このIDを非表示/違反報告)
＊りぃむ＊@Natsumi(プロフ) - 凄いです、とても面白いです(´｀＊)ここまで良くかけると尊敬しますｗこれからも頑張ってください、続き楽しみに待ってます＊ (2013年5月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 5bbbbd63fc (このIDを非表示/違反報告)
メイプル・コルグエフ(プロフ) - オリジナルでここまで書けるなんて凄いです！がんばってください！！ (2013年5月23日 18時) (レス) id: 6725dd056b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cry | 作成日時：2013年4月8日 22時
