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「そういえばさ、なんでうちのクラス男子しかいないの?」



「あー、これ、グループで分けられてるクラス分けで……アモールのグループは男女混合で、アモールは女子だけど男子が多いグループだから、仕方なく男子寮に…ってことらしい」

「へぇー…そういうことだったんだ」

ーでも、だからって男子ばっかなんて嫌だなぁ

…なんて、私は決して思わない。

運良く、リグオミたちみたいな良い人たちと同じグループになれたんだから。それだけで私は十分だ。

「何食べる?」

食堂について、ヴァルテノが私に言った。

「えっと、何があるかな…?」

「あ、もしかして来るの初めて?」

「ええ、まぁ」

「えっと…うどんとか蕎麦とか、ラーメン…あとはカレーとかあるけど」

「んー…じゃあうどんにしよ」

「俺はラーメンにする」

「俺は一番安いのでいいや」

「…カップラーメンにしよう」

リーシャインが口の中で呟いた。

「え?リーシャイン、食堂まで来てカップ麺かよ」

「今金欠なんだ…カップの方が安い」

「金欠?お前結構金持ってたじゃん」

「いや、その……アレに使った」

「アレ?あぁ、また博打か!もう、無駄なことに金使いやがって…」

「俺の金だ。俺がどう使おうと勝手だろ」

「そんなこと言って、結局『金貸してー』って言われるの俺なんだから〜。勘弁してくれよ全く」

小さな笑い声が響く。

ーいつまでも、こんな日々が続けばいいな。

少しだけそう願った。

いや、

ーいつまでも、こんな日々が続くのか。

そう、実感したのだった。



* * * * *



その日の夜、男同士でVikingの部屋に集まって雑談をしていたときのこと。

バジェーノが珍しく、真剣そうに口を開いた。



「アモールのこと、どう思う?」



「え……どうって?」

「だーかーらー、可愛いとかカッコいいとか、優しいとか真面目だとか…あ、カッコいいはねぇな」

そこでリグオミが、正直に意見を述べる。

「いやぁー…まぁ絶世の美女ってわけじゃないけど、普通に可愛い分類には入るんじゃない?」

「てか性格いいよな」

「だよな〜結構気きくし。今日だって一緒に食堂行ったとき、俺らの分のお茶いれてきてくれたし」

ヴァルテノが同意する。

「初めは大人しいのかなって思ってたけど、なんか最近はホント普通の女の子って感じだよね」

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菜波(プロフ) - 初めてオリジナル見ました!とっても面白いです(^^)d更新頑張ってください!! (2013年5月27日 20時) (レス) id: 581295fc3e (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶姫(プロフ) - 面白いっす!!自分だったらきっとここまで書かないでしょうw (2013年5月24日 20時) (レス) id: 6b7ce34b11 (このIDを非表示/違反報告)
*りぃむ*@Natsumi(プロフ) - 凄いです、とても面白いです(´`*)ここまで良くかけると尊敬しますwこれからも頑張ってください、続き楽しみに待ってます* (2013年5月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 5bbbbd63fc (このIDを非表示/違反報告)
メイプル・コルグエフ(プロフ) - オリジナルでここまで書けるなんて凄いです!がんばってください!! (2013年5月23日 18時) (レス) id: 6725dd056b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cry | 作成日時:2013年4月8日 22時

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