○真剣な思い ページ13
潤「どうぞ、入って」
A「あ、はぁ。」
テレビでしか見たことのない人たち
緊張はしなかったが戸惑いはかなりある。
潤「紹介するね。【ソング・オブ・ライフ】の店員。椎名Aさん」
A「初めまして、椎名です」
翔「どうも、嵐です。今日はわざわざご足労頂いて」
A「い、いえ。」
潤「実はコンサート衣装のことで少しお願いが」
A「はい」
潤「今期だけスタイリストをやってもらえませんか？」
A「・・・はい？」
ただのショップ店員がアイドルのスタイリスト？
ありえない。
私はただ洋服を売る人であって、
服を作ったり考えたりするのは専門ではない
A「ムリです！それに、一端のショップ店員が・・・」
潤「この前も言った通り、椎名さんの服選びすごく良くて。スタイリストと言っても、デザインとか作るとかそういうことじゃなくて。ただ、出来上がっている衣装から、人、曲、場面に合った衣装をピックアップしてほしいだけなんです。
これも、メンバーの衣装の軽量化、私服化の案があったからで。普段洋服のコーデをしてる椎名さんなら、頼れるんじゃないかと思ってお願いしたんです」
松本さんの真剣なまなざしから目を逸らす。
大役すぎる。
私は小さな店で店員をやるのがせいぜいだ。
翔「初めてのことなんで、まだ何とも言えないんですけどね。ただ、企画や計画は彼がやってくれてまして。今回の件も彼に任せてあるんです。彼が、貴方を連れて来たのは意味があると僕は思っていて。松本を信じてみようと思ってるんです」
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作者名：うがいましろ x他1人 | 作成日時：2016年12月29日 23時
