新生活５ ページ24
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小鳥のさえずりで目を覚ます…
なんてことはなく、いつも通りの内ゲバの音で起きる。
横を見るとまだ眠っているチーノ君の顔。
『ほんっとよく寝るよねぇ』
髪をなでると、少し唸ってふにゃ、と笑った。
そんな彼の表情につい頬が緩んでしまう。
そーっとベッドを出て部屋着を脱ぐ。
ドアを開けようとして、立ち止まった。
(これ、なんか言っとかないと後ですねるパターンだ…)
急遽折り返して、机の上にメモを残すことにした。
『食堂に行っとく、ね…っと』
食堂に行って、ご飯を食べて執務室へと向かった。
そこにはもうトントンさんがいた。
『相変わらず早いですね』
tn「そうか？んー、、、俺のルーティーンやからな」
『す、素晴らしい…』
意識が高すぎる上司と仕事にとりかかる。
とても熱心に取り組んでいるため、言葉を交わすことは少なめ。
でも、すごく集中できるこの時間が好きだ。
tn「んっ……一旦休憩しよか」
『はーい』
tn「コーヒーでええ？」
『あっはい…ありがとうございます』
暖かいコーヒーで休憩していると、シャオロンさんがやってきた。
ペンから手を放している私たちを見つけると嬉しそうに顔を綻ばせた。
sha「ふたりとも休憩中なん？」
tn「おう、どした」
sha「いや、追っかけっこしよるからさー、はいらへんかなーって」
髪を弄り、ちらちらとこちらを見てくる姿は少年のようで面白かった。
追っかけっこ、というワードに反応したトントンさんを見て一言。
『私は行きたいです…』
tn「えっ」sha「おっ」
真反対の表情を浮かべる二人。
追い打ちをかけるように伝えた。
『トントンさんも行きませんか…？』
必殺きゅるきゅる後輩おめめ。
あーだのうーだの唸った後、小さく「行く」とつぶやいた。
＊＋＊＋＊
わー、チーノ君がでてなーい
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桜の穂 - しゃみぃさん» ありがとうございます！！更新頑張ります〜！ (2022年12月1日 21時) (
レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
しゃみぃ - とても面白くて一気読みしちゃいました！！更新頑張って下さい！！ (2022年12月1日 20時) (レス) id: c984097aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜の穂 | 作者ホームページ：http://towa
作成日時：2022年8月12日 22時
