復讐劇７ ページ15
⋆
あのあと、また寝ていたようで。
凄く心配されてしまった。
例の作戦まではもうしばらくある。
それまでに体調治るといいけれど、、、
『ファズ、、、ものすごーく暇なのだけど』
如何せんやることがない。
そんな状況に陥ると人間どうなるか。
結論、暇になり周りにちょっかいをかけだす。
fa「ですが絶対安静を、ということなので」
『むっ、、、つれないわね』
fa「なんとでも」
なんだか、ファズが反抗期に入った気がするわ…
さみしい、、、
そんななかある人たちのことを思い出した。
『ファズ、手紙書きたいの』
fa「だめ、、、と言いたいのですがそれくらいなら」
『やったぁ』
手を振り回して喜ぶとぼそっとはしたない、と聞こえた気がする。
、、、気のせい気のせい。
そんなことを考えている間に、有能なファズは便箋と封筒を持ってきてくれた。
さすが有能。
fa「で、誰に書かれるんですか？」
『あぁ、我々国の方たちよ』
fa「！……さてはA様、想い人とかいr
『なわけないでしょう』
まぁ、そうですよね、、、」
そういうと、がっくりと肩を落として窓に目をやった。
失礼ね、まったく。
まぁ、書きますか。
内容はー、、、
" 我々国の皆様方
お元気でしょうか。こちらは、少し慌ただしいです。
先日、殺害されかけましたがなんとか事なきを得ました。
そちらも変わりないことを願っております。
さて、話は変わりますが例の件についてです。
こちらの準備は整っております。
合図はそちらにお任せいたします。
それでは。
A・アズロッテ "
我ながら、いい文を書けたと思う。
きっちり封をして、ファズに渡す。
『頼んだわよー』
fa「はぁ、、、分かりました」
『さすがだわ』
では、と残しファズは風のように消えてしまった。
さて、またまた暇になってしまった。
皆さん、彼をお忘れではなかろうか。
ユラ「Aさまー！元気ですかー？」
『もう少し労わってもらいたい』
そう、ユラだ。
暇つぶしに話すにはちょうどいいかもしれない。
『ねぇユラ、今までどこにいたの？』
ユラ「えっ？あぁ、Aさまのお部屋のお掃除をしてましたー」
ほめて、と言わんばかりに目を輝かせるユラ。
その目が愛くるしくて、ぼそっと偉いなんてつぶやいたのは聞こえていないと思いたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 324人がお気に入り
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜の穂 - しゃみぃさん» ありがとうございます！！更新頑張ります〜！ (2022年12月1日 21時) (
レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
しゃみぃ - とても面白くて一気読みしちゃいました！！更新頑張って下さい！！ (2022年12月1日 20時) (レス) id: c984097aec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜の穂 | 作者ホームページ：http://towa
作成日時：2022年8月12日 22時
