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佐久間side
よーし!!
佐久間さん、頑張っちゃう!
「佐久間、元気だな〜」
阿部ちゃんはのんびり笑っているけど、何の気持ちの整理がつくまで待って欲しいのか分からないから、俺には待つ事しか出来ないんだけどね。
それで、今日はテレビの収録日。段取りは阿部ちゃんがやってくれたんだけどね。
「よろしくお願いします、であります!」
「はーい、よろしくお願いします!!」
オヨヨ、めちゃくちゃ高身長のイケメンいるんだけど?
「あ、バイトでやらせて貰ってます。ラウールです!」
なるほど、裏方の仕事だったら出来るかもね。
にしても、めちゃくちゃイケメン。
「佐久間さんって、今話題のダンサー?」
「そうらしい??」
「え、実感無いの?!!めちゃくちゃ人気だよ?」
ありゃ、佐久間さんは世間知らずみたい。
まあ、そんなこんなでテレビの収録も始まって。始終ワイワイした感じで居て、自分のダンスも見せる事が出来て、めちゃくちゃ嬉しかった。
「今日はありがとうございました!最高ピーマン!!」
とか言いながら、終わる。OKの指示が出て、一気に気が抜ける。
阿部ちゃんが言ってた事が今になって何となく分かってくる。自然体で居るって言ったのに、緊張してるな〜、佐久間さん?
「あーべーちゃん!」
待っていた阿部ちゃんに飛びつく。少しびっくりした感じになるけど、ニコニコって笑っている。
「今日はのんびりしようか」
「やった〜」
何かあったと理解したのか突っ込んで聞かないで、ずっと待ってくれる阿部ちゃん。何か阿部ちゃんの気持ちが分かる気がする。
自分の気持ちって中々言い表すの、難しい。
それでも、阿部ちゃんを待ってないとね。だって、言質取ったし!
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作者名:まっくろねこ | 作成日時:2020年7月10日 23時