今日も絶賛猫かぶり

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福「ほう……あの石川がこれを？」





敦「はい！僕たちは見てませんでしたけど…」





太「でもさっきの動きからすると少なくとも戦闘慣れはしている。銃の持ち方もなっているし」





その隣で鏡花はコクコクと頷いている






福「で？肝心な本人は…」






チラリと福沢がAの方を見ると…






『い”き”て”て”よ”か”っ”た”…！！』





牧「落ち着け落ち着け」






もらったボーナスの袋の厚みを感じて泣いていた






『一週間の休み……何年ぶり…？』





若山，明日私死なない？と聞くと牧水は“死なない”と呆れていた





福「彼奴，ちゃんと休んでるのか？」






国「いえ，土日も仕事で出勤しているようでして」





福「それだな」






その時






白「Aちゃん，お疲れ様！」





人間の地雷の上で常にタンプダンスしている白風美鈴が現れた







『………ああ，どうも』





するとピタリと泣くのをやめ，封筒を大事そうに抱えながら白風の方を向いた






美「いや〜Aちゃんも戦闘ってできたんだね！いが〜い……ねぇねぇ，Aちゃんって異能力あるでしょ？」






『はぁ…？』






美「どういうものかちょっとここで披露してみてよ！」







『え』






いやちょっと待て白風さん，異能力は必ずしも安全なものばかりじゃないんですよ？






ここで石川ちゃん，異能力披露してみ？死ぬぞ







『い，いや披露する程のものじゃないですよ。捨て駒らしいしょぼいものなので』





美「またまた〜」






も〜う，嘘つく子はこうだぞ！と言ってAの頬を突いた





そのAの表情は……





『(無理無理無理無理無理！殺す気！？あと触んなよこの女，気持ち悪い！)』






と気味悪がる表情で鳥肌が立っていた







『あの，嫌なのでやめてくれませんか？』






美「えぇ〜ケチ〜！」





そして頬を膨らませる






太「石川。異能力ぐらい皆に教えた方がいいんじゃない？ほら，仕事仲間なんだしさ？」






敦「僕も気になります！石川さんの異能力！」





谷「僕も〜」






美「み，皆…」






『……………….』





今のAの心の中は非常に荒れていた。いやいつものことなんだが






『………私が貴女方に自分の異能力を教えて何か私に得でもあるんでしょうか？

私，嫌いなんです。自分の事を他人に教えるのが』





そしてAは，ガタッと石を立ち上がった

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