今日も絶賛猫かぶり

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嗚呼，横浜の朝日がまぶしい




なんで人間は朝に活動したがるんだクソが




『……疲れた，家に帰りたい』





ほら気づいた時にはもうこんなことを言ってるんだぞ？





自分でもやばいって思ってる





『ってもうこんな時間じゃん…あと3分なのに走るのがめんどくさい…だから近道から行こう』





私が言う近道と言うのは，裏路地から通る道だ





夜になるとかなり厄介事が多くなるこの道だが，朝だったらきっと大丈＿＿＿






ﾄﾞﾝｯ！





「おいテメェ，どこに目をつけて歩いてやがる！」





「おいおい，兄貴にぶつかっといてただで済むと思ってるのかテメェ！」





前言撤回，朝もめんどくさいことになる





しかも見るからにただのイキってるヤンキーじゃん




その格好は成人になったら必ず黒歴史と化すからやめろ





まぁいい，とりあえず謝ろう





『すみません，周りを見ていなかったもので』






「あ”ぁん！？ごめんで済んだら警察はいらないんだよ！」





めんどくさ，この上なくめんどくさい





しかもその汚い声を上げないでほしい，ガンガン頭に響く





「っておいおい，なかなかいい顔してるじゃないか…男か女かはよくわからないが美人だなぁ」






「じゃあその体で払えってか！？ぎゃっはははははは！」







うるせぇって言ってるじゃねぇかよ






なんで毎回こう運がないんだ？






『……るさい…』





「あ？」






『うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい！！！


その汚い声が……私の頭に響くんだよこのクソ野郎！』






ダン！とコンクリートの壁を叩くと，異能力が発動したのか4人のうちの1人の男が脳みそカミソリ滅多刺しになる






「は？」






『なんでこういつもいつも運がないんだよ！なんで！報われないんだよ！』






ダン！ダン！とコンクリートの壁を殴る度に異能力が発動する







『私は！ただ！定時で帰って寝たいだけなのに！なんでこんな簡単な願いも叶わないんだよクソッタレがぁ！』






「ぁ…がぁ…！」





『ぁ』






しまった





そう思った時はもう遅かったらしい




1人は脳みそカミソリ滅多刺し，2人は喉をメスで滅多刺し，もう1人は心臓をハサミで刺されて死亡





探偵社なのにやっちゃったよ





幸運なことに誰も見ていないし服にも血がついていない





その時即座に思いついたのが，“自首”ではなく“証拠隠滅”だった

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