今日も絶賛猫かぶり3

・ ページ4

＿＿＿30分前




牧「話を聞け！白風美鈴！！奴は＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿＿＿




自分の親を自分で殺してるんだ！！」






『＿＿＿＿え？』





牧「調べてみたところどう考えてもそうしか考えられない。そして両親を殺す前にも当時1歳だった妹にやばいことをやってる


彼奴，自分に注目が浴びてないと面白くないってところがあるだろ！」





『あ，嗚呼……この前ナオミが太宰と話していた時，すごくつまらなさそうな顔してた』






牧「それ。他にも奴はいろいろと行きすぎた行動をしている


まるで“悲劇のヒロイン”を演じてるかの様に……


それで俺は調べてみた！そしてわかったよ，彼奴は正常じゃない。病気だ！」






『びょう……き？』





あのいつも社員から好かれている彼奴が？病気？






牧「“演技性人格障害”

それにやつは当てはまるよ」





『おいおい，マジかよ……』





牧「マジ何だよ，其れが」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『白風美鈴

お前は両親が当時1歳の妹の事をずっと世話しているのが気に入らなくてハサミで妹の喉を切ろうとしたり，熱湯をかけようとした時があった』






美「な，何を言って，」






『ある日，遂に怒った両親はお前に対して説教をする


その時だろう？お前が両親をナイフで刺したのは』





美「違う，違う！」





『本当にお前の両親が気の毒だよ，ただ妹の世話をしていただけなのに死因がそれって……私だったら成仏してもしきれないよ』





美「だから違う！」





『違う……？お前，自分の脳みその記憶を自分で消してるだろ？
都合の悪い事は全部消して都合のいいことだけちゃんと覚えると言う事を繰り返して繰り返して……

それで典型的なヒロインのお前の完成ってことだ』




美「違うっつってんだろ！！黙れよこの阿婆擦れ！」





『おっと，早速化けの皮，剥がれた♪』





そう言って楽しそうな笑顔でクツクツ笑いながら美鈴を見た






美「殺してやる……殺してやる殺してやる殺してやる！！」





すると美鈴はAにつかみ掛かろうとした





『あーらよっと……素人であるお前がこの私にかなうだなんて100年早いわ』





だがいとも簡単に避けられ，Aはうつぶせになっている美鈴の上に座る





『最後に教えてやる。


大っ嫌いだったんだ！！お前のことが！！』




すると美鈴は不気味なほどにキョトンとした顔をした

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す