6年過ぎたら死ぬしかない

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“三社鼎立”




いつの間にかこんなものが始まった





『(嘘だろ？なんで……！)』





はは…私がいるせいでこうなってしまったのか……所詮は私さえなければこんなことにならなかったのに…はぁ，死にたい





今は探偵社から避難して他の場所にいる




あ，私以外の事務員は他のところに避難．嗚呼，あいつら組合の異能力者に抹殺されて地獄に行ってくれないかな？




彼奴らの苦しみ顔，醜い声，嗚呼……考えるだけで喜びを超えて快感がくる…！！





福「武者小路！」




“うぇ？は，はい！”





ぼ，ボーッとしていたら……




福「お前は絶対にここから出るな｡分かったか？」




“か，畏まりました…”





今絶対，“こんな奴なんていなければ戦争なんてなかったのに”って思われた……





すみません……生きていてすいません…




そんな事を思いながら，Aは持ってきた観葉植物を抱えてトコトコと離れた席に移動する





嗚呼，いっその事





『月下美人になって，1日で儚く散りたい……』





金色の目は，寂しそうに容器に閉じ込められた月下美人を眺めていた






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



賢「わぁ，凄い！それ月下美人じゃないですか！僕の村では非常に珍しくてなかなか見ることができなかったんですよね〜」





『………………』





一体どれほど時間が経っただろうか？




ぼーっと観葉植物を見ていると宮沢が隣に座ってきた




え，何？最近の若い子怖い……




賢「僕も観葉植物，好きです！Aさんっていつも机に観葉植物置いてるじゃないですか？だから気が合うんじゃないかってずっと思ってたんですよ！」





“そ，そうなんですネ……”





賢「Aさんは植物の中で何が好きなんですか？」





『………チグリジア』





賢「チグリジア！！いいですね〜……ってえ？今，しゃべりました！？」





『……うん，ただの気分だからそんなに驚かないでね』





賢「わわっ，すみません」




『いいよ……一度見たら忘れないほどにインパクトの強い花で，花形はシンプルだけど…それでも強く咲いているチグリジアが好きなんだ』





賢「あぁ，確かに！Aさんとちょっと似ていますよね！」





『え……？似てる？私が？』





賢「はい！とっても素敵ですよ！」






『………アリガトウゴザイマス』






久しぶりに褒められてどう対処すればいいかわからないA

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