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『じゃあ….…』
Aが
”A!たった一年半で辞めるのか?私はお前をそんな人間にした覚えはない!お前の居場所は他でもない,此処だ!”
『ひぃ!す,すみません!!』
だが突然今亡き母の声が聞こえ,直ぐに引っ込めた
フィ「?どうした,ミス・ムシャノコウジ」
『あ,い,いえ……その……すみません,断らせて頂いて宜しいですか……?』
先程の態度とは打って変わってオドオドしながら言葉を発するA
フィ「……理由をお聞かせ願っても?」
『あ,あの……こうしないと怒られるから…です』
フィ「……誰にだ?」
『……今は亡き人ですよ,でもこんな私にそれほど大層な金額をつけてくれるとは思いませんでした。こんな価値が微塵もない人間に……
それは本当にありがとうございます』
そう言ってペコリと丁寧に頭を下げるA
その行動にこの場にいる全員が目を見開いた
フィ「ふ……ふははははは!面白い!君のような子は初めてだ,実に興味深い……オルコット君と気が合いそうだな」
『お,おるこっと?』
フィ「おっと,こっちの話だ。では失礼する,だが!私は諦めの悪い人間だ,覚えておけ」
そして男は二つのアタッシュケースを持ってこの部屋を出た
『……はぁ,びっくりしたぁ……!』
その瞬間,Aは大きなため息を吐いた
ナ「武者小路さん,素敵でしたわよ?その声帯!一体何故喋らないのです?」
“ひょえ⁉︎あ,それは…えっと…”
ナ「そうだ!武者小路さんって呼び名が長いからAさんって呼んでもいいですか?」
“え……?ぜ,全然いいけど…”
ナ「それでは,これから私の事も“ナオミ”って呼んで下さいね?Aさん!「
“あ…はい,ナオミさん……”
ナ「Aさんの方が年齢上なので呼び捨てでいいですわよ!寧ろそうして下さい!」
”ナ,ナオミ……?”
ナ「そうそう,それでお願いします!」
“こ,ここここちらこそぉ!”
そうタブレットで通して言って,ぺこぺことお辞儀をするA
福「(武者小路A……此奴には一体どういう力があるんだ?)」
それを横目に福沢は鋭い目つきでAを捉えた
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暁月臨(プロフ) - え、、、あの、、、完結ですか、、、??、、、、出来たらこれかも更新してくれたら嬉しいです!!この作品大好きです!応援してます!! (7月2日 1時) (レス) @page30 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
あると。 - やばいですすごいです!面白いです!更新頑張ってください! (2022年9月26日 15時) (レス) @page30 id: 13f95ce4a6 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - この作品って此処で完結なんですか・・・?できればまた更新してほしいです!文ストアニメ四期が終わるまでは絶対待ってます! (2022年9月12日 19時) (レス) id: ee0c8201a9 (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - 今宵さん» まだ完結していません!明日更新する予定ですので! (2022年3月13日 22時) (レス) @page27 id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
今宵(プロフ) - え、これってもう完結なんですか? (2022年3月13日 22時) (レス) @page28 id: be39024053 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年1月1日 3時