ＢＡＳＥＢＡＬＬＧＩＲＬ ２

審査員は…。まさかの…。 ページ41

『すいません！！ルール変更です。』

アナウンサーの方の一言で、皆そこに注目する。

『トーナメント式ではなく、審査員方が選んだ最も印象が強かったペアに旅行券を差し上げたいと思います！』

隣にいたひよこさんを肘で突いて、小声で話す。

「これ、勝てるんじゃないですか？インパクト大ですよね…、私達。」

鳥谷「大すぎるだろ…。」


確かに。こんなんお正月に放送していいのってレベルだと思う。それにひよこさんの前では平気なふりしたけど…。


さっきからドキドキしてる。
それにしても、ひよこさんが一緒に行きたい人って誰なんだろう？
気になって聞いてみる事にした。

「ひよこさん、一緒に行きたい人って誰なんですか？」

ブッと、吹き出すひよこさん。

「なにしてるんですか…。」

鳥谷「っせぇよ。誰のせいだと思って…。」

「あぁ、そうだ。誰と行きたいんですか？」

鳥谷「話し逸らしやがって(笑)。聞きたいか？」

「はい。」

鳥谷「んー。教えね(笑)」

そう言って頭をわしゃわしゃしてくる。

『それでは！！審査員の方々を発表します！！』

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またスモークが発射されて、人が出てくる。

『1人目はこの方、矢野輝弘さん！！』

矢野「岩崎君を見に来ました〜(笑)」

『２人目！桧山進次郎さんです！！」

桧山「今日のね、コーデはね、『はい！ありがとうございまーす』…おい(笑)」

『三人目は皆さんご存知。金本知憲さんです！！』

皆の背筋がピンっと伸びる。
…ひよこさんまで。
なんでそんなにかしこまる必要があるんだろう？
普通の人なのになー。

金本「今日はー、姪っ子を見に来ました(笑)」

all「はぁぁああああ！？」

一斉にこっちを向いた。

「あれ、言ってませんでした？」

all「えぇぇぇえー！？」

金本「ドッキリか？(笑)元気そうやなA。」

「おじさんも。まさか来るとは(笑)」

『えぇー。衝撃の事実が発覚したところで、、、最初のペアは。』




西岡「いやいや！！みんな今、大パニックやで！？」

金本「俺の可愛い姪っ子に手ぇ出したら…(笑)。なぁ？」

「おじさん、やめてあげて下さい。そんな人ここにはいないですよ(笑)」

金本「わからへんぞ？」

何人か、怪しいわ。
そう言って豪快に笑うおじさん。

いや、ないです(笑)

あぁぁ！！！トリさぁぁぁん！→←俺と…。ダメだ言えねぇ。

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