ＢＡＳＥＢＡＬＬＧＩＲＬ ２

俺は見てはいけないものを…！？ ページ26

鳥谷side

鳥谷「A。ちょっと来て？」

打撃練習を終えて休憩中のAを呼び出す。



「ひよこさん？どうしたんですか？」

鳥谷「あぁ、あのさ…。」

まわりに人がいないことを確認して小声で尋ねる。

鳥谷「剛と付き合ってる？」




昨日の夜。
自販機で飲み物を買おうとしたら、ベンチで背中合わせに座ってる2人が見えて。
そこまでは良かった。
Aが剛に抱き着かれて、剛の頭を撫でてた。
今まで見たこともない様な優しい顔で。

買った飲み物もとらずに、
気付いたら2人に背を向けて走ってた。
いつの間にそんな関係になってたんだろう？
おいてかれてたのは俺だけ？

悩んで悩んで、
ある人の部屋の前で止まる。

鳥谷「能見さん、入っていいですか？」

しばらくすると返事が来て、ドアが開いた。

能見「トリ？珍しいやん。まぁ、中入り。」

鳥谷「失礼しまーす。」

中に入って椅子に座ると能見さんが間髪入れずに聞いてきた。

能見「今度は何？剛あたりか。」

鳥谷「なんで分かっちゃうんですか？勘がいい通り越して怖いです(笑)」

能見「なにがやねん(笑)。んで、何があったん？」

そう聞かれてさっき見た事を話す。

鳥谷「…付き合ってるんですかね？」

しばらくして能見さんが言った言葉は予想外のものだった。

能見「ちゃうと思うで。」

鳥谷「えっ？」

超能力者です(^▽^)→←笑顔が一番っす。

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