バカの子、アホの子、俺の好きな子。 ページ21
鳥谷side
鳥谷「俺、鍵閉めろって言わなかったっけ?」
「言いました。」
鳥谷「なんで閉めてないの?」
「閉めたと思ってたんですけど…。」
試合前のストレッチを終えて、ベンチに戻ってきたAに説教。変なところで抜けてるから、心配でしょうがない。勇人のときもそうだった。
あの時、Aの肩を抱いた勇人を早く離してれば、頬にキスされる事もなかったはずなのに。
「…さん。ひよこさん!どうかしたんですか?」
下から覗き込んでくるA。その表情も仕草も、全部が好きになってる自分がいて。
鳥谷「とにかく、隙が多すぎ!」
「隙ってなんですか?」
不思議そうに首を傾げて聞くA。可愛すぎだろ。真顔だけどさ…。
鳥谷「そーゆーところだ「トーリさん!!」良太、邪魔。」
説教してる後ろから抱き着いてきたのは良太。
鳥谷「怒ってる。」
良太「誰をですか?」
「私です。」
良太「なんでじゃ?」
「隙が多いって言われました。」
Aがそう言うと、良太が頷く。
良太「確かになぁ。」
「良太さんに言われたくないです。」
良太「なにがじゃ!?」
「剛にいつも後ろからやられてるじゃないですか。」
良太「んなっ!!じゃったらAもじゃろ。」
…俺がいる事、忘れてね?
鳥谷「とにかく!ロッカーの鍵は必ず閉める事!今回はユニきてたからいいけど…」
無理やり入って、Aに言うと。
「え、入ってきたときは下着でしたよ?今宮さんに言われてユニは着ました」
鳥谷「…はぁぁぁぁぁぁ!?」
こいつ、こいつ!!
「ど、どうしたんですかひよこさん!?」
どうしたんですか、じゃねぇよ!
鳥谷「おま、バカか!!なぁ、バカの子なのか?」
「頭は悪い方じゃないと思いますけど…。」
鳥谷「そういう事じゃないから!男に下着見られて平気なのか!?」
よく、真顔でいられるな!
「だって、減るものじゃないですし。」
鳥谷「…アホだ。」
真顔で言うこいつは本当に気にしていないらしく。
コイツが気にしてなくても俺が気になるんだけど。
「私、皆さんと同じロッカーでいいって言ったんですけど、ダメだって言われて。なんでですかね?」
当り前。
鳥谷「俺らが気にするからだろ」
「そうなんですか?」
鳥谷「うん。」
はじめは無愛想で変な奴だと思ってた。けど、意外とバカで可愛くて。
なんだかんだで普通。いやちょっとずれてるか…。
しかも、かなり鈍感。
でもそんなんに惚れた俺が1番
バカなやつかも。
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soft(プロフ) - ななみんさん» ほんとに不器用なのよこの子!←誰ー笑笑 さあ、誰なんだ!? (2016年1月11日 21時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» さっさと踊って咲かせぇぇえ!! 誰でしょう!? (2016年1月11日 20時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん - あらあら…ご愁傷さまチーーー(º ロ º )ーーーン…しゃかもと何かこの感じがいいんだよなぁ…(突然)助けに来てくれたの誰だろ?やっぱトリさん?それとも剛?意外に良太さん?能見さん…はないな(笑) (2016年1月11日 19時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» なんやと、ごらぁぁ!!ってか助けに走ってきてくれたのは誰?!?!?!!!! (2016年1月11日 18時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» ワカランよこせゴラァー!! (2016年1月11日 17時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soft | 作成日時:2015年11月1日 13時