検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:58,772 hit

バカの子、アホの子、俺の好きな子。 ページ21

鳥谷side

鳥谷「俺、鍵閉めろって言わなかったっけ?」

「言いました。」

鳥谷「なんで閉めてないの?」

「閉めたと思ってたんですけど…。」

試合前のストレッチを終えて、ベンチに戻ってきたAに説教。変なところで抜けてるから、心配でしょうがない。勇人のときもそうだった。

あの時、Aの肩を抱いた勇人を早く離してれば、頬にキスされる事もなかったはずなのに。

「…さん。ひよこさん!どうかしたんですか?」

下から覗き込んでくるA。その表情も仕草も、全部が好きになってる自分がいて。

鳥谷「とにかく、隙が多すぎ!」

「隙ってなんですか?」

不思議そうに首を傾げて聞くA。可愛すぎだろ。真顔だけどさ…。

鳥谷「そーゆーところだ「トーリさん!!」良太、邪魔。」

説教してる後ろから抱き着いてきたのは良太。

鳥谷「怒ってる。」

良太「誰をですか?」

「私です。」

良太「なんでじゃ?」

「隙が多いって言われました。」

Aがそう言うと、良太が頷く。

良太「確かになぁ。」

「良太さんに言われたくないです。」

良太「なにがじゃ!?」

「剛にいつも後ろからやられてるじゃないですか。」

良太「んなっ!!じゃったらAもじゃろ。」

…俺がいる事、忘れてね?

鳥谷「とにかく!ロッカーの鍵は必ず閉める事!今回はユニきてたからいいけど…」

無理やり入って、Aに言うと。

「え、入ってきたときは下着でしたよ?今宮さんに言われてユニは着ました」

鳥谷「…はぁぁぁぁぁぁ!?」

こいつ、こいつ!!

「ど、どうしたんですかひよこさん!?」

どうしたんですか、じゃねぇよ!

鳥谷「おま、バカか!!なぁ、バカの子なのか?」

「頭は悪い方じゃないと思いますけど…。」

鳥谷「そういう事じゃないから!男に下着見られて平気なのか!?」

よく、真顔でいられるな!

「だって、減るものじゃないですし。」

鳥谷「…アホだ。」

真顔で言うこいつは本当に気にしていないらしく。
コイツが気にしてなくても俺が気になるんだけど。

「私、皆さんと同じロッカーでいいって言ったんですけど、ダメだって言われて。なんでですかね?」

当り前。

鳥谷「俺らが気にするからだろ」

「そうなんですか?」

鳥谷「うん。」

はじめは無愛想で変な奴だと思ってた。けど、意外とバカで可愛くて。
なんだかんだで普通。いやちょっとずれてるか…。
しかも、かなり鈍感。

でもそんなんに惚れた俺が1番

バカなやつかも。

プロ野球〜『ai』!!→←ロッカーはお隣です。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

soft(プロフ) - ななみんさん» ほんとに不器用なのよこの子!←誰ー笑笑 さあ、誰なんだ!? (2016年1月11日 21時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» さっさと踊って咲かせぇぇえ!! 誰でしょう!? (2016年1月11日 20時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん - あらあら…ご愁傷さまチーーー(º ロ º )ーーーン…しゃかもと何かこの感じがいいんだよなぁ…(突然)助けに来てくれたの誰だろ?やっぱトリさん?それとも剛?意外に良太さん?能見さん…はないな(笑) (2016年1月11日 19時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» なんやと、ごらぁぁ!!ってか助けに走ってきてくれたのは誰?!?!?!!!! (2016年1月11日 18時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» ワカランよこせゴラァー!! (2016年1月11日 17時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:soft | 作成日時:2015年11月1日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。