2 ページ3
「あの女、俺をぶったんだぞ!?なんで帰しちゃうのさ。パパ!連れてきて!!」
まだ、ヒリヒリする頬をさすりながらパパに訴える。
「誰かもわからないのに連れて来いなんて無理だ。」
「パパにできない事はないんでしょ!?いつも言ってるじゃないか、俺は天下のリックグループの社長だって!!はやく、どうにかして!!」
「わ、分かったよ。」
その一言を聞いて部屋に戻る。
マジでふざけんなよあの女。俺様、皇(すめらぎ)悠馬の顔に泥と傷をつけやがって…。なにが人の気持ちが分からないなんて最低!だよ。ただマズい飯に文句言っただけじゃねぇか。
コンコン
「入ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ。」
ガチャッとドアノブを回す音がして1人のメイドが姿を現す。
「紅茶をお持ちしました。こちらに置いておきますね。」
そう言って、近くのテーブルに紅茶を置く。
取りに行くの面倒だな。
「ねぇ。ここに持って来てくれない?お願い。」
ウィンクまでつけると、顔を赤くしながら紅茶を運んできた。
チョロいな…。
大体の女は俺と目が合うだけでキャーキャー騒ぐし、手を振ったらすごい勢いでふり返してくるし。
まぁ、ウィンクしたら大体黙るけど。恋だの愛だのうるさい連中は、それだけでときめくから面白い。なのに!あの女は、俺をあんた呼ばわりした上にビンタだぞ。ったく、ありねぇ・・・。あの女をもう一度見ない限り、あの女の顔が頭から離れなさそうだっ!
「…佐藤、なんで悠馬はあんな風になってしまったんだろうな。」
「さぁ…。」
「あ、あと、あいつが言う女を探しといてくれ。」
「分かりました。(甘やかしているせいとは口が裂けてもいえない…)」
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ますとら(プロフ) - かいちゃんさん» 野球とご飯と睡眠があれば生きてける!高校野球感動したなぁ… (2016年3月31日 20時) (レス) id: ae5a1b29fa (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» へーい (2016年3月30日 23時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» 気休め位ののりで読んでくだせぇ笑笑 (2016年3月30日 23時) (レス) id: 9d98819c04 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - criticalさん» いきなりやってみました笑笑 あざます! (2016年3月30日 23時) (レス) id: 9d98819c04 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - ますとらさん» そうそう!食べて野球みて寝るのが幸せなのさ〜笑笑 (2016年3月30日 23時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:soft | 作成日時:2016年3月30日 22時