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悠真side
は?奥さん?ダンナ?
どーいう事だよ。つか、なんでココにいんの?
めっちゃ身長高いし…。
『誰?』
「だーかーらー。この人の旦那。何回も言わすなよっ! 照れるだろ…。」
いや照れんなよ。
ノロケか?新婚か?
チラッと秘書の鈴木を見る。
すると、俺の視線を感じたのか口を開いた。
「私が調べましたが、たしか結婚はしていないハズです。ましてや恋人すら。」
じゃあ一体誰なんだこの人。
「ちょ、誰よあなた!」
「えっ、聞いてないの?」
「何をよ!?」
おいおい。俺の目の前で、しかも俺の家で。俺を空気にしてんじゃねぇよ。
『そんな事、どうでもいいんだよ!!』
「「良くないだろ/でしょ!」」
振り返って俺に言う。
…息ピッタリじゃねぇか。
「とりあえず、私帰りますから。」
あ?
『おい。ちょっと待て。
お前何でもするんじゃないのかよ?』
「誰がアンタなんかに!」
ったく、メンドクサイな。
『やってくれない?
オネーサン(ウインク』
顔をグッと近づける。そして、耳元に唇を寄せながら喋り続ける。
『どーしても、ダメ?
俺、おねーさんにいて欲しいな。』
よし。コレでいいだろ。
そう思っているといきなり、顔を掴まれて正面を向かされた。
『なっ、どうしたの?』
無言で顔を近づけてくる女。
クチ、あたる。
と、思ったら女は俺の耳元に顔を寄せた。
「誰が人をバカにしてるお坊っちゃんと一緒にいるもんですか。じゃーね、ガキンチョ。」
そう言うと、バッと顔を離して、手を振りながら出ていった。
「あぁ、俺置いてかれちゃったよ。ゴメンな、スルメ君。」
後を追うように、謎の長身男も。
…けっきょく誰なんだよあいつ。
あぁ!! なんかムシャクシャする。
また逃げられたし!くっそぉ、またほっぺがヒリヒリしてきた。
『鈴木、氷!まだほっぺがヒリヒリするんだよ。なんでだっ。』
あの女の顔も頭から離れないし…。
24年間、擦り傷なんてもってのほかおデキもなかった肌にビンタしやがって。
もし、治らなかったらどうすればいいんだよ!
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ますとら(プロフ) - かいちゃんさん» 野球とご飯と睡眠があれば生きてける!高校野球感動したなぁ… (2016年3月31日 20時) (レス) id: ae5a1b29fa (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» へーい (2016年3月30日 23時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» 気休め位ののりで読んでくだせぇ笑笑 (2016年3月30日 23時) (レス) id: 9d98819c04 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - criticalさん» いきなりやってみました笑笑 あざます! (2016年3月30日 23時) (レス) id: 9d98819c04 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - ますとらさん» そうそう!食べて野球みて寝るのが幸せなのさ〜笑笑 (2016年3月30日 23時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soft | 作成日時:2016年3月30日 22時