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エ「そもそもツルバどのの話がどこまで信用出来るのか悩んでいたところに
─────君達が現れた
オビどのに仲介を頼みたい。俺とベルガットの間に入ってくれないか」
無言のオビに「頼む！」ともう一度言うエイセツどのにオビは口を開いた
オ「…俺は別にツルバどのと親しかないですよ
(寧ろ俺の隣に座ってるA嬢の方が親しいけど、この人の前じゃ言えない)」
エ「君は殿下と王女の騎士で、ツルバどのは殿下達に臣従を誓っている
王女の方が良いのかもしれないが一国の王女に何かあったりすると俺の立場がね」
オ「ああ。そういうこと
用件はわかりましたけど、なんで初めから言わないんです？」
シ「………」
エ「初手を打つのに…都合良く夜会があったからさ、君達をうちに留め「客人」にする俺の意図を見た者が好きに想像出来る程度におさめるのは
白雪どの、A王女に好意を持ったと思わせるのが一番効果的だ
ゼン殿下への橋渡しを狙ってるように見えてもいい。とにかくベルガットに意識が向かなければ」
オ「…………。うまくいったようで」
エ「そうみたいだ。ただ、君達がそういう仲だとは知らず申し訳なかった」
…何だろう。この
何とも言えない感情は
白「シュウさんと同じく演技だったんですね、あれは」
エ「そうだけど、君達が踊る様子が可愛いや綺麗だったのは本当だし
庭じゃ ほら最後の方は俺も演技をやめていたし楽しかったよ」
白「───…。
お花を頂いたのは嬉しかったですよ」
エ「そう？それなら良かった良かった」
貴「良くはありません」
オ「ないね」
エ「…仕方が無かったんだ。本当に謝るよ」
ちょっと舐めすぎだと思うな。私と白雪を
貴「エイセツどのにとって仕方が無いことだったのなら構いませんよ」
シエ「「………」」
オ「俺も構わない。引き受けますよ」
茶を一気飲みしたオビ
オ「万が一、殿下への反対勢力がくすぶってたりしちゃ困るんでね。ツルバどのの話は聞いておきたい
仲介であろうが無かろうが」
カチャとコップを少しだけ荒く置いたオビ
エ「すっかり嫌われてしまったようだけど
助かるよ。ひとつよろしくお願いする」
去っていったエイセツどの達
白「すっかり嫌いになった？」
オ「ん〜〜？ま、仲良く出来るかは心配だね」
貴「仲良くする理由無い、嫌い」
オ「辛辣」
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作者名：かっちゃん | 作成日時：2023年4月25日 16時
