『残酷すぎる秘密』 ページ9
絵麻を家まで送り届けた後。翔たちふたりは先程告げられたことについて考えていた。
(もし、絵麻の言っていた事が本当なら…)
「ねぇ。」
「おま、リッド!」
「何しに来た。」
「警戒しないでよー。ぼく、とっておきの情報を教えてあげるんだから!」
「??」
「絵麻に掛けた呪い。あれを解くとね、“絵麻は死ぬ”よ。」
「「⁉」」
「絵麻はもともと、もう死んでるはずの人間なの。でもぼくが生き永らえさせた。ね、いいヤツでしょ?」
「……。」
「??まあいいや。じゃあね。絵麻の命を守りたいならぼくにちょうだいね!」
そう告げると、リッドは去っていった。
あとがき
このあとがきは終わったという意味ではなく、章に区切りがついたため書く、という旨です。
さて、章のタイトルは書いていませんでしたが、これで一応第一章『邂逅編』が終了しました!家に軟禁状態の絵麻が、灰神兄弟との再会、後輩との出会いを果たし、因縁とも会いました。最後で、絵麻にまつわる衝撃的な事実が発露した、というところで邂逅編は終了しました。
次の章は兄弟ふたりの絵麻に対する感情が明かされ、物語的にも大きく動き出す、番外編のような二章です。
次章『思い出めぐり編』、スタート!!
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作者名:レイリア | 作成日時:2022年9月19日 14時