#17 ページ17
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会社へ着くと、すでに先輩はデスクにいた。
あ、しげも早いなあ。
荷物を置くために自分のデスクへ向かい
皺を寄せてパソコンに向かっているしげに
「 おはよ 」と声をかける。
通り過ぎようとした瞬間、軽く腕を掴まれた。
「 うおっ…びっくりした 」
びっくりしすぎて変な声を出してしまった私に
パソコンから目を離さず小声で囁く
「 あんな、�陲舛磴鵝∧� 」
そういう単語会話なあなたも少し変ですけど…
と、ツッコミたかったが
どことなく真剣な表情だった。
「 変って…？ 」
そう聞き返すと、私の方を向き
「 なんかな、上の空っていうか
朝、話しかけたんやけど、ぼーっとしてる？みたいな 」
と、曖昧な説明。
…？なんだろう？
とりあえず朝の挨拶がてら先輩のデスクへ向かおう
荷物を置いて、提出書類を持ち、先輩へ近づく。
「 おはようございます、先輩
昨日は忘れ物ありがとうございました。
これ、書類です 」
望のこと弁解したいけど
自分から望のことを話し出すのは
どこかあからさまというか
図々しいというかなんというか
変な感情に苛まれたから置いておいて
簡潔に挨拶をする
私は先輩を見つめて話しかけたのだけれど
先輩は私から目を逸らし
「 お、おぉおはよう…
書類な…おっけー…預かっとく 」
と、挙動不審な態度で返答された。
いつもだったら、もっと私の目を見てくれるのに。
辛くなってきちゃって、軽いお辞儀をして
走ってトイレへ向かう。
あーあ、せっかく望に玉子焼きもらったのに。
頑張れなかった。ごめんね。
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れんこ - 最後まで読ませていただきました！個人的に濱ちゃん推しなので幸せになりました、、 (2018年4月7日 22時) (
レス) id: 3120da164d (このIDを非表示/違反報告)
春歌 - のんちゃんの女体化てかがち天使やん！ (2018年1月26日 15時) (レス) id: 99256091e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 途中まで読みました！両思いキタコレ！！ (2018年1月21日 17時) (レス) id: 4790569c89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑 猫
| 作成日時：2018年1月20日 19時
